高砂鉄が後場一時S高、未定としていた22年3月期営業利益は7.3倍見通し
高砂鐵工<5458>が後場急伸して一時、ストップ高の779円に買われた。午後2時ごろ、未定としていた22年3月期の業績予想を発表しており、売上高103億円(前期比18.0%増)、営業利益4億4000万円(同7.3倍)、最終利益3億7000万円(同2.8倍)と大幅増益を見込むことが好感されている。
主要ユーザーである自動車部品向けにおいて、新型コロナウイルス感染拡大の影響により低迷していた受注数量が前年下期から回復しており、第2四半期以降も継続すると見込まれることが牽引する。また、引き続き市場開拓による売り上げの拡大とコスト低減などの収益改善策に取り組んでいることも奏功する。
なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高26億800万円(前年同期比42.3%増)、営業利益1億4500万円(前年同期8200万円の赤字)、最終利益1億4700万円(同9000万円の赤字)だった。