P&G決算受けが上昇 高コストへの対処に自信示す=ダウ採用銘柄

材料
2021年7月30日 23時55分

P&G<PG>が上昇。4-6月期決算(第4四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。ヘルスケア部門の伸びが予想を大きく上回り全体に貢献した。通期のガイダンスも公表しており、売上高は予想範囲内ではあるものの鈍化の見通しを示した。経済再開で人々が外出する中で同社の巣ごもり需要は後退することを想定している模様。

また、売上高の鈍化の背景には輸送やパルプ、樹脂などの原材料価格上昇もある。ただ、同社は高コストへの対処に自信も示した。テイラーCEOはメディアとのインタビューで「誰もがこれらのコスト増加を経験している。それを克服するには、最高のパフォーマンスを発揮でき、最強のポートフォリオを持っているかにかかっている。その点でわれわれは好位置にある」と述べた。

なお、今会計年度には80億ドル超の配当および、70億ー90億ドルの自社株買いといった株主還元策を計画していることも明らかにした。

(4-6月・第4四半期)

・1株利益:1.13ドル(予想:1.09ドル)

・売上高:189.5億ドル(予想:184.3億ドル)

・実質売上高:+4%(予想:+3.04%)

ヘルスケア:+14%(予想:+5.31%)

ビューティー:+6%(予想:+6.32%)

グルーミング:+6%(予想:+3.64%)

ファブリック&ホームケア:+2%(予想:+0.69%)

ベビー・女性・ファミリーケア:-1%(予想:+0.77%)

・FCF:34.1億ドル

(通期見通し)

・1株利益(調整後):5.83~6.00ドル(予想:5.90ドル)

・実質売上高:+2~4%(予想:+3%)

(NY時間10:44)

P&G<PG> 144.46(+4.98 +3.57%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.