冴えない決算もイーライリリーは上昇 今後の成長ドライバーの販売が好調=米国株個別

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2021年8月3日 23時49分

医薬品のイーライリリー<LLY>が上昇。4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。粗利益率が予想以下となっている。通期の売上高見通しについてもレンジは狭めてきたものの、予想範囲内の内容となっている。新型ウイルス関連の売上高を下方修正している。

株価は寄り付きこそ下げて始まったものの、売り一巡後は買い戻しが強まりプラスに転じている。決算は全体的に冴えなかったものの、「トルツ」や「ジャディアンス」といった今後の同社の成長ドライバーである薬品の販売が予想以上だったことは心強いとの指摘も出ているようだ。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益(調整後):1.87ドル(予想:1.89ドル)

・売上高:67.4億ドル(予想:66.1億ドル)

トルリシティ:15.4億ドル(予想:15.5億ドル)

ヒューマログ:6.08億ドル(予想:6.00億ドル)

アリムタ:6.11億ドル(予想:5.69億ドル)

フォルテオ:2.18億ドル(予想:1.97億ドル)

サイラムザ:2.69億ドル(予想:2.75億ドル)

トルツ:5.69億ドル(予想:4.88億ドル)

ジャディアンス:3.56億ドル(予想:3.42億ドル)

Basaglar:2.11億ドル(予想:2.76億ドル)

・粗利益率(調整後):60.4%(予想:61.6%)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):7.80~8.00ドル(予想:7.87ドル)

・売上高:268~274億ドル(従来:266~276億ドル)(予想:272億ドル)

(NY時間10:39)

イーライリリー<LLY> 257.45(+10.85 +4.40%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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