八洲電機---1Q増収・大幅な増益、産業・交通事業が好調に推移

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2021年8月4日 16時55分

八洲電機<3153>は7月30日、2022年3月期第1四半期(21年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.2%増の119.92億円、営業利益が同95.5%増の0.42億円、経常利益が同44.8%増の0.85億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同86.3%増の0.79億円となった。

プラント事業の売上高は前年同期比1.3%減の43.96億円となったが、前年同期に比べ利益率の高い案件が減少したため、営業利益は同50.7%減の1.77億円となった。鉄鋼・非鉄分野では、鉄鋼分野において事業再編に伴う設備投資の休止等の影響が続いているが、老朽設備のリニューアル工事等の大型案件が順調に進捗し、売上高は好調に推移した。石油・化学・ガス分野では、設備の維持・管理を目的とした工事案件等が計画どおり進捗したが、新型コロナウイルス感染症に伴う国内外需要の回復の遅れにより大型投資案件が減少し、売上高は低調に推移した。

産業・交通事業の売上高は前年同期比14.7%増の75.96億円、営業利益は同151.9%増の2.84億円となった。産業機器分野では、設備機械関連セットメーカーの生産増加と、国内製造業の設備投資の動きなどが回復基調にあり、売上高は堅調に推移した。一般産業分野では、セキュリティ・情報通信関連ではサーバー等IT機器の生産遅れの影響を受けたが、医薬、精密関連顧客の受変電設備案件の順調な取り込みにより、売上高は堅調に推移した。空調設備分野では、大口空調機納入案件及び情報通信特殊空調工事が計画どおり進捗するとともに、理化学分野向け特殊空調工事が順調に進捗し、売上高は好調に推移した。交通分野では、鉄道車両関連製品や受変電設備の監視システム工事が順調に進捗し、売上高は好調に推移した。

2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.4%増の630.00億円、営業利益が同10.5%増の24.00億円、経常利益が同8.0%増の25.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.0%増の16.50億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

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