株価指数先物【引け後コメント】 トヨタや任天堂がTOPIXの重荷となりNT倍率は14.36倍に上昇

市況
2021年8月4日 18時17分

大阪9月限

日経225先物 27590 +10 (+0.03%)

TOPIX先物 1921.0 -6.5 (-0.33%)

日経225先物(9月限)は前日比10円高の2万7590円で取引を終了。寄り付きは2万7590円とシカゴ先物清算値(2万7670円)を下回って始まった。その後、2万7620円まで買われるものの上値は重く、下落に転じると一時2万7470円まで売られる場面も。ただし、中国当局による規制強化に対する警戒感から、市場の関心がハンセン指数の動向に向かうなか、売り先行後に上昇に転じたハンセン指数を手掛かりに買い戻されており、前引けにかけては前日比変わらずの水準まで回復。後場開始後に2万7530円まで軟化したものの、概ね前日終値を挟んだこう着が続き、2万7590円で取引を終えた。

日経225先物は、朝安後は2万7500円水準を上回って推移したが、今週に入り売買高は減少傾向にある。決算発表がピークとなるなかで、積極的にポジションを取りに行く動きは限られており、特に本日はトヨタ<7203>やソニーグループ<6758>といった主要企業の決算を控え株価反応を見極めたいとする模様眺めムードに。

トヨタは期待値が高かったこともあり、通期予想を据え置いたことで利益確定の流れとなったほか、ソニーグループやテルモ<4543>、エーザイ<4523>など決算を控えた銘柄については持ち高調整の動き。また、トヨタのほか、任天堂<7974>、キーエンス<6861>の弱い値動きがTOPIXの重荷となった。この影響からNT倍率は先物中心限月で14.36倍に上昇しており、上値抵抗線として意識されている5日移動平均線を若干ながら上回ってきた。

手口面では、日経225先物はシティが850枚、クレディスイスが460枚程度の売り越しに対して、バークレイズが600枚、ドイツが360枚程度の買い越しだった。TOPIX先物は、バークレイズが900枚、モルガンSが600枚、BofAが400枚程度の売り越しに対して、シティが1210枚、大和が590枚、みずほが410枚程度の売り越しだった。シティはNTショートの形となる一方で、バークレイズはNTロングのポジションに。

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