INPEXなど軟調、WTI原油価格急落70ドル台割れで米エネルギー株安に追随
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>などの資源関連株や、ENEOSホールディングス<5020>、出光興産<5019>など石油元売り大手が揃って軟調な値運びとなっている。ここ新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大を背景に、米国をはじめ世界景気のピークアウト懸念が意識され始めていることでインフレ懸念も後退、つれて原油市況も下落基調をたどっている。前日のWTI原油先物価格は2ドル41セントの急落で3日連続安となり、1バレル=68ドル15セントとフシ目の70ドル台を大きく割り込んだ。これを背景に米国株市場ではエネルギー関連の主力株であるシェブロン<CVX>やエクソンモービル<XOM>がいずれも2%を超える下げをみせている。東京市場でもきょうは日経平均など全体指数は堅調ながら、原油価格に連動しやすい銘柄には売りが優勢となりやすい地合いとなっている。