ロクが決算受け下落 ユーザーの行動が思ったほど活発化せず=米国株個別
動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が下落。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、EBITDAも予想を上回った。第3四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高を見込んでいる。
ただ、株価は下落。ユーザー・アカウントが5510万人と予想に届かなかったほか、総視聴時間も174億時間と、こちらも予想に届かなかったことが嫌気されている模様。経済の再開でユーザーの行動が思ったほど活発化していない状況が示された。
同社は「短期的にはパンデミックからの回復に世界でばらつきがあり、不確実な経営環境が続いている。パンデミック関連の行動制限の緩和が全体的にテレビ視聴減少につながっている」と指摘した。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.52ドル(予想:0.13ドル)
・売上高:6.45億ドル(予想:6.13億ドル)
プラットホーム:5.32億ドル(予想:4.94億ドル)
プレイヤー:1.13億ドル(予想:1.21億ドル)
・粗利益率(調整後):52.4%(予想:48.9%)
・EBITDA(調整後):1.22億ドル(0.69億ドル)
・ユーザー単価:36.46ドル(予想:34.66ドル)
・ユーザー・アカウント:5510万人(予想:5580万人)
・視聴時間:174億時間(191.9億時間)
(7-9月・第3四半期見通し)
・売上高:6.75~6.85億ドル(予想:6.46億ドル)
(NY時間10:01)
ロク<ROKU> 399.67(-20.65 -4.91%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美