来週の為替相場見通し=米消費者物価指数など注目
来週の外国為替市場のドル円相場は、米7月消費者物価指数(CPI)などが注目されそうだ。予想レンジは1ドル=109円00~110円50銭。
足もとで新型コロナウイルス変異種(デルタ株)の感染拡大が警戒されている一方で、米7月ISM非製造業景況感指数は過去最高水準となるなど、市場には今後の景気の先行きに強弱観が対立している。その意味で、今晩の米7月雇用統計の結果は注目され、その結果次第で来週のマーケットに対するセンチメントは変わりそうだ。来週は、東京市場は9日が振替休日で休場となる。海外では、特に11日発表の米7月CPIが注目されそうだ。また、12日には米7月卸売物価指数(PPI)が公表される。9日には米6月JOLT求人件数、中国7月CPI、10日にはドイツ8月ZEW景況感指数が発表となる。