9日の米株式市場の概況、ダウ平均株価は106ドル安と3日ぶり反落
9日の米株式市場では、NYダウが前週末比106.66ドル安の3万5101.85ドルと3日ぶりに反落した。
新型コロナウイルス変異種(デルタ株)の世界的な感染拡大が警戒されるなか、原油価格が下落しエネルギー株が売られた。米金融緩和縮小への警戒感も株価の上値を抑える要因となった。ナスダック指数は上昇した。エクソン・モービル<XOM>やシェブロン<CVX>が安く、アマゾン<AMZN>やアップル<AAPL>、マイクロソフト<MSFT>が値を下げた。エヌビディア<NVDA>やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>など半導体株も売られた。半面、モデルナ<MRNA>やビオンテック<BNTX>、ノババックス<NVAX>といったワクチン株が値を上げ、アルファベットC<GOOG>、テスラ<TSLA>、スクエアA<SQ>が高い。ボーイング<BA>やショッピファイA<SHOP>、ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>が値を上げた。
ナスダック総合株価指数は、24.415ポイント高の1万4860.177と反発した。出来高概算は、ニューヨーク市場が7億3658万株となった。