株価指数先物【昼のコメント】 レンジ上限の2万8000円突破後の調整は押し目狙いのスタンス

市況
2021年8月10日 12時05分

日経225先物は11時30分時点、前日比20円高の2万7860円(+0.07%)前後で推移。寄り付きは2万7900円とシカゴ先物清算値(2万7890円)にサヤ寄せする形でやや買い先行で始まった。買い一巡後は2万7810円と下落に転じる場面が見られたものの、その後は急速にリバウンド基調を強めており、前場半ばには一時2万8120円まで上昇幅を広げている。ただし、買い一巡後は利食いに押されて上げ幅を縮めており、2万7850円水準での保ち合いに。

前場半ばにかけての強い値動きにより、レンジ上限の2万8000円および上値抵抗線として意識されている25日移動平均線を突破してきた。その後は同線を支持線に変えられず上げ幅を縮めており、短期的な売買は一巡した格好であろう。ただし、5日線を上回る推移により新たにショートを仕掛けてくる動きは考えづらく、押し目狙いのスタンスか。NT倍率は先物中心限月で14.37倍に低下しているが、5日線水準で下げ渋っており、引き続きNTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)の巻き戻しは意識されやすいだろう。

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