話題株ピックアップ【夕刊】(2):冶金工、デサント、三井金
■JBR <2453> 1,102円 +109 円 (+11.0%) 本日終値
6日に決算を発表。「10-6月期(3Q累計)経常が18%増益で着地・4-6月期も12%増益」が好感された。
ジャパンベストレスキューシステム <2453> が8月6日大引け後(15:30)に決算を発表。21年9月期第3四半期累計(20年10月-21年6月)の連結経常利益は前年同期比18.5%増の13億円に伸び、通期計画の17億円に対する進捗率は76.9%に達し、5年平均の74.0%も上回った。
■日本冶金工業 <5480> 2,756円 +270 円 (+10.9%) 本日終値
日本冶金工業<5480>が急反発し年初来高値を更新。6日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1240億円から1310億円(前期比16.5%増)へ、営業利益を93億円から130億円(同2.1倍)へ、純利益を60億円から75億円(同99.2%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各35円の年70円としていた配当予想を中間・期末各40円の年80円に引き上げると発表したことが好感された。戦略分野である高機能材が、太陽光発電関連向けを中心に中国向け需要が拡大したほか、高機能材の生産性向上やリードタイム短縮、販売価格の適正化を図ったことが寄与した。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高314億8200万円(前年同期比8.8%増)、営業利益37億6800万円(同99.1%増)、純利益34億3300万円(同4.9倍)だった。
■デサント <8114> 3,495円 +325 円 (+10.3%) 本日終値
デサント<8114>が急反発。6日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を31億円から42億5000万円(前期18億600万円の赤字)へ、最終利益を30億円から50億円(前期比0.8%減)へ上方修正し、あわせて12円を予定していた期末一括配当予想を20円に引き上げると発表したことが好感された。売上高は日本・韓国・中国全てのセグメントで想定通り堅調に推移していることから1030億円(同6.3%増)の従来見通しを据え置いたものの、日本における返品及び値引きなどの販売ロス抑制による売上総利益率の改善に加えて、継続的な取り組みによる広告販促費などの固定費の削減が予想より進んでいること、更に韓国での増収に伴う売上総利益の増加などが利益を押し上げる見通しという。なお、第1四半期(4~6月)決算は売上高224億8100万円(前年同期比44.5%増)、営業利益10億3200万円(前年同期31億5900万円の赤字)、最終利益11億3300万円(同20億1800万円の赤字)だった。
■ミズノ <8022> 2,808円 +253 円 (+9.9%) 本日終値
ミズノ<8022>が大幅高で3日続伸し年初来高値を更新。6日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を50億円から70億円へ、純利益を35億円から50億円へ上方修正したことが好感された。売上高は1750億円の従来見通しを据え置いたものの、米州や欧州などの地域でゴルフクラブやランニングシューズが好調に推移したことに加えて、コロナ下で進めたコスト削減策が定着したことなどが要因としている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高428億7000万円、営業利益32億4900万円、純利益27億4800万円だった。なお、会計基準の変更に伴い前期及び前年同期との比較はない。
■コロワイド <7616> 2,027円 +172 円 (+9.3%) 本日終値
6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)税引き前は黒字浮上で着地」が好感された。
コロワイド <7616> が8月6日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前損益は6.5億円の黒字(前年同期は71.8億円の赤字)に浮上して着地した。
■WDBホールディングス <2475> 3,290円 +275 円 (+9.1%) 本日終値
6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は26%増益で着地」が好感された。
WDBホールディングス <2475> が8月6日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比26.4%増の17.2億円に伸び、4-9月期(上期)計画の26億円に対する進捗率は66.4%に達し、5年平均の50.3%も上回った。
■オープンドア <3926> 2,092円 +171 円 (+8.9%) 本日終値
6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は赤字縮小で着地」が好感された。
オープンドア <3926> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は1.9億円の赤字(前年同期は3.4億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
■フルキャスト <4848> 2,358円 +191 円 (+8.8%) 本日終値
6日に決算を発表。「今期経常を13%上方修正、配当も1円増額」が好感された。
フルキャストホールディングス <4848> が8月6日大引け後(15:05)に決算を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比8.5%増の35.8億円に伸び、従来の16.4%減益予想から一転して増益で着地。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の42円→43円(前期は41円)に増額修正した。
■三井金属 <5706> 3,355円 +270 円 (+8.8%) 本日終値
三井金属<5706>が急伸。6日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を5850億円から6250億円(前期比19.5%増)へ、営業利益を360億円から510億円(同0.1%減)へ、純利益を220億円から370億円(同17.2%減)へ上方修正したことが好感された。キャリア付極薄銅箔の販売量の増加が見込まれることに加えて、金属価格が想定を上回って推移していること、またそれに伴い在庫要因が好転していることなどが理由としている。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高1470億4700万円(前年同期比59.1%増)、営業利益200億6900万円(前年同期3億6600万円の赤字)、純利益187億5700万円(前年同期比69.8%増)だった。
■TOWA <6315> 2,789円 +217 円 (+8.4%) 本日終値
TOWA<6315>は急反発、一時11.7%高の2874円まで上値を伸ばし年初来高値を更新した。前週末6日の取引終了後、22年3月期第1四半期(4~6月)の決算を発表し、売上高は119億6000万円(前年同期比2.1倍)、純利益は19億7800万円(同9.6倍)で着地しており、これが好感され買われた。世界的な半導体不足への対応や今後の需要拡大を見込んだ設備投資をはじめ、中国での半導体内製化の加速などを背景に受注が好調だった。なお、通期見通しについては売上高460億円(前期比54.8%増)、純利益63億5000万円(同2.4倍)とする従来予想を据え置いた。
株探ニュース