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株価指数先物【引け後コメント】 オプションSQ通過後は商いは膨らまず

市況
2021年8月13日 18時08分

大阪9月限

日経225先物 27990 -30 (-0.10%)

TOPIX先物 1957.0 +2.0 (+0.10%)

日経225先物(9月限)は前日比30円安の2万7990円で取引を終了。寄り付きは2万8100円とシカゴ先物清算値(2万8055円)を上回って始まった。その後、寄り付きを高値に戻り売りに押され、前場半ばには一時2万7920円まで売られる場面があったが、前引けにかけて買い戻され2万8000円水準での推移に。オプションSQ通過後の商いは膨らまず、薄商いのなかで後場は2万7970円~2万8020円と一段と狭いレンジ推移が続き、2万7990円で取引を終えた。

オプションSQに絡んだ売買の影響もあって反発して始まったものの、SQ通過後はこう着感の強い展開であった。2万8000円近辺での底堅さは見られたとはいえ、日経平均株価は前引け間際につけた2万8070円が本日の高値であり、SQ値(2万8093円15銭)を捉えることができなかった。僅か23円程度を先物主導の売買でタッチできなかったことを見ても、オプションSQ通過後の参加者は限られていたことが窺えよう。

東京エレクトロン<8035>といった指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの弱い値動きが目立っており、グロースからバリューへのシフトが続くかを見極める必要がありそうだ。本日はリクルートホールディングス<6098>の上昇によって東京エレクトロンなどの下落影響を吸収した格好だが、日経平均株価の本格的なリバウンドには値がさハイテク株の上昇が不可欠となろう。なお、先物中心限月が14.30倍で終え、再び低下傾向を見せており、相対的にTOPIX優位の状況である。

手口面では、日経225先物はBofAが440枚、ドイツが410枚、クレディスイスが340枚、バークレイズが300枚程度の売り越しに対して、モルガンSが1260枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はゴールドマンが1000枚、モルガンSが430枚、BofAが370枚程度の売り越しに対して、ソジェンが790枚、クレディスイスが350枚程度の買い越しだった。クレディスイスはNTショートのポジションに。

株探ニュース

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