シチズンが年初来高値更新、時計及び工作機械の海外市場回復し22年3月期業績予想を上方修正
シチズン時計<7762>が年初来高値更新。前週末13日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を2600億円から2680億円(前期比29.7%増)へ、営業利益を100億円から138億円(前期95億5100万円の赤字)へ、最終利益を90億円から115億円(同251億7300万円の赤字)へ上方修正し、あわせて中間・期末各7円の年14円を予定していた配当予想を中間・期末各9円の年18円に引き上げたことが好感されている。
時計事業で北米及び中国市場のEC販売が好調に推移していることに加えて、ムーブメント販売で高付加価値アナログクオーツムーブメントが回復していることが要因。また、中国及び欧州市場で工作機械の需要が想定以上に回復していることも寄与する。
なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高657億5900万円(前年同期比78.4%増)、営業利益42億3200万円(前年同期56億5100万円の赤字)、最終利益43億9600万円(同67億5500万円の赤字)だった。