アドバンスクリエイト---3Qは増収・純利益138.2%増、3Q単体・累計共に過去最高益を更新

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2021年8月16日 12時09分

アドバンスクリエイト<8798>は13日、2021年9月期第3四半期(20年10月-21年6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.5%増の83.91億円、営業利益が同113.2%増の16.15億円、経常利益が同119.1%増の15.35億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同138.2%増の10.24億円となった。

4~6月はゴールデンウィークなどもあり、保険に関する消費者マインドが低下する時期であるが、OMO戦略の推進等により業績は好調に推移し、3Q単体・累計共に過去最高の利益となった。

保険代理店事業の売上高は前年同期比8.8%増の69.70億円、営業利益は同160.4%増の11.94億円となった。アポイント数の増加とオンライン保険相談の収益性向上により、直営コンサルティングプラザでの販売実績が前年同期を上回った。また、AI等を活用した効率的なWEBプロモーションの実施により原価率が低下した。

ASP事業の売上高は前年同期比2.7%減の1.36億円、営業利益は同169.9%増の0.30億円となった。乗合保険代理店へのACPの販売は、サブスクリプションによるストック収入は増加したものの、新規販売が伸び悩んだことにより減収となった。一方、コストの抑制に努めた結果、利益面では増益となった。

メディア事業の売上高は前年同期比17.3%減の8.86億円、営業利益は同15.1%減の1.93億円となった。保険選びサイト「保険市場(ほけんいちば)」への広告出稿が前年同期に比べて低調に推移した。

メディアレップ事業の売上高は前年同期比5.0%減の5.93億円、営業利益は1.05億円(前年同期は0.34億円の損失)となった。前年同期に比べて受注がやや低調に推移したことから減収となったが、コスト管理の徹底による採算確保に努めた結果、増益となった。

再保険事業の売上高は前年同期比10.6%増の6.98億円、営業利益は同2.7%減の0.90億円となった。売上高が引き続き順調に推移した一方、コストが増加した。

2021年9月期通期については、売上高が前期比16.1%増の122.00億円、営業利益が同68.9%増の20.00億円、経常利益が同73.4%増の19.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同78.5%増の12.50億円とする6月2日に上方修正として発表した連結業績予想を据え置いている。通期予想の経常利益に対する進捗率は80.8%となっている。

また、配当については前期から増配し、第2四半期末は1株当たり30円(分割前)を実施。期末は1株当たり15円(分割後)の配当を予定している。

(株式分割を考慮しない場合の2021年9月期の期末配当金は30円、年間配当金は合計60円となり、前期より10円増配)

《NB》

提供:フィスコ

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