ピアラ---2Q減収も、通販DXサービスを本格稼動
ピアラ <7044>は13日、2021年12月期第2四半期(21年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.3%減の68.10億円、営業損失が0.11億円(前年同期は2.22億円の利益)、経常損失が0.03億円(同2.18億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.62億円(同1.51億円の利益)となった。
既存事業については、Webを中心としたKPI保証の新規顧客獲得や既存顧客の育成を中心としていた事業形態(KPI保証サービス)から、ブランディング広告やTVCM等にも事業領域を拡大し、オンライン・オフラインのデータを一気通貫で分析し広告効果を効率化するための通販DXサービスを本格稼働した。通販DXサービスとして、2021年5月にはTVCM効果を可視化するサービス「CM-UP」や、オフライン広告とWebを連動するサービス「オフラインDX」の提供を開始、そして2021年6月にはインフルエンサーマーケティング強化を目指し、インフルエンサーの評価を可視化するツールを持つA(エース)と業務提携を行った。これらのサービスは、幅広い層に商品の認知を広め、Web広告への流入を増加させることが可能で、事業領域拡大による収益拡大だけでなく、KPI保証サービスの収益拡大への寄与も見込まれる。
2020年に設立した連結子会社ピアラベンチャーズにおいて設立したファンド「ピアラベンチャーズ1号投資事業有限責任組合」よりハーバルアイに投資を実行した。これにより、投資先企業の成長の最大化及び同社の既存事業への収益寄与が期待できるとしている。
新規事業については、エンタメ業界におけるあらゆるサービスを1つに集約した次世代型総合エンタメプラットフォーム「サイバースター」にオンラインで楽しめるガチャ機能を新たに追加した。
2021年12月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比2.1%増(前回予想比18.3%減)の148.96億円、営業利益が同76.0%減(同82.9%減)の1.20億円、経常利益が同76.7%減(同84.0%減)の1.09億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同94.0%減(同95.7%減)の0.20億円としている。
《EY》