<動意株・16日>(大引け)=バイセル、ガンホー、フェローテクなど

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2021年8月16日 15時05分

BuySell Technologies<7685>=急反発。13日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、営業利益を15億8000万円から22億3000万円(前期比2.3倍)へ、純利益を9億6100万円から12億3000万円(同2.2倍)へ上方修正したことが好感されている。売上高は253億4500万円から252億円(同70.7%増)へやや下方修正したものの、買い取り量の増加やtoC販売比率の向上により、主力の出張訪問買取サービス「バイセル」の出張訪問あたり変動利益が大幅に改善していることが利益を押し上げる。また、20年10月に子会社化したタイムレスとのシナジーを想定よりも早期に生み出せたことも寄与する。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>=大幅高で3日続伸。前週末13日の取引終了後、21年12月期上期(1~6月)の決算を発表し、売上高が前年同期比21.0%増の510億3600万円、営業利益が同39.5%増の172億2500万円で着地したことが好感されているようだ。「パズル&ドラゴンズ」のMAU(月に1回以上ゲームにログインしている利用者)が引き続き堅調に推移したほか、ニンテンドースイッチ向け対戦ゲーム「ニンジャラ」のユーザー層拡大に取り組んだことなどが奏功した。あわせて、上限を310万株(発行済み株数の4.57%)、または50億円とする自社株買いの実施を発表した。取得期間は8月16日から9月22日まで。

フェローテックホールディングス<6890>=ストップ高。前週末13日の取引終了後、22年3月期業績予想の上方修正を発表し、売上高を1050億円から1150億円(前期比25.9%増)へ、営業利益を150億円から200億円(同2.1倍)へ増額しており、これを好感した買いが膨らんでいる。あわせて、通期で18円の特別配当(中間・期末それぞれ9円)を実施することも発表しており、年間配当予想は46円(前期30円)となる見通し。半導体製造装置向けの真空部品や各種マテリアル製品の販売、精密再生洗浄サービスが堅調なほか、主力のサーモモジュールも5G通信システム機器向けや医療検査機器向けを中心に引き続き堅調に推移した。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)の決算は、売上高276億5900万円(前年同期比34.8%増)、営業利益48億1700万円(同3.1倍)だった。

シチズン時計<7762>=上げ足早め年初来高値更新。前週末13日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を2600億円から2680億円(前期比29.7%増)へ、営業利益を100億円から138億円(前期95億5100万円の赤字)へ、最終利益を90億円から115億円(同251億7300万円の赤字)へ上方修正し、あわせて中間・期末各7円の年14円を予定していた配当予想を中間・期末各9円の年18円に引き上げたことが好感されている。時計事業で北米及び中国市場のEC販売が好調に推移していることに加えて、ムーブメント販売で高付加価値アナログクオーツムーブメントが回復していることが要因。また、中国及び欧州市場で工作機械の需要が想定以上に回復していることも寄与する。

Mipox<5381>=ストップ高。前週末13日の取引終了後、22年3月期業績予想の上方修正を発表し、営業利益を4億円から8億円(前期比2.2倍)へ増額した。売上高見通しも77億円から83億5000万円(同13.4%増)へ引き上げた。足もとの受注環境を精査した結果、想定を上回る売り上げを確保できたことに加え、新規受注の増加などもあり、こうしたことが業績押し上げに貢献する見込み。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高25億8800万円(前年同期比55.9%増)、営業利益4億7900万円(前年同期は収支均衡)だった。

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出所:MINKABU PRESS

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