前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2021年8月17日 5時20分

■ニューラル <4056>  2,620円 (-700円、-21.1%) ストップ安

ニューラルポケット <4056> [東証M]がストップ安。同社は8月13日大引け後に決算を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比95.6%増の8800万円に拡大したが、通期計画の3億7000万円に対する進捗率は23.8%にとどまり、前年同期の30.4%も下回った。

■ソースネクス <4344>  242円 (-51円、-17.4%)

東証1部の下落率3位。ソースネクスト <4344> が急反落し年初来安値を更新。13日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を168億1700万円から150億5000万円(前期比17.1%増)へ、営業利益を5億7800万円から1億400万円(同80.7%減)へ、純利益を3億7600万円から3600万円(同80.8%減)へ下方修正し、あわせて41銭を予定していた期末一括配当を4銭に引き下げたことが嫌気された。第1四半期において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い家電量販店での販売が想定よりも落ち込んだことや、オリンピックの実施や観客動員の有無が直前まで流動的だったことで、自治体などからの「POCKETALK(ポケトーク)」の需要が減少したことなどが要因。また、前期の法人テレワーク需要下における年度末法人予算消化需要の拡大に伴った「Meeting Owl(ミーティングオウル)」販売増の反動減なども響くとしている。なお、第1四半期(4-6月)決算は、売上高21億8300万円(前年同期比14.1%減)、営業損益6億1300万円の赤字(前年同期7400万円の黒字)、最終損益4億6800万円の赤字(同600万円の黒字)だった。

■フリー <4478>  7,730円 (-1,080円、-12.3%)

フリー <4478> [東証M]が大幅安で5日続落。同社は13日大引け後に決算を発表。21年6月期の連結経常損益は27.1億円の赤字(前の期は29.3億円の赤字)に赤字幅が縮小し、7期連続赤字となった。なお、22年6月期の業績見通しについては売上高(149億円)、配当(無配)以外は開示しなかった。

■パークシャ <3993>  1,729円 (-193円、-10.0%)

PKSHA Technology <3993> [東証M]が大幅3日続落。一時15.1%安の1632円まで売られ年初来安値を更新した。前週末13日の取引終了後、21年9月期業績予想の下方修正を発表し、営業利益を7億6000万円から6億5000万円(前期比2.4%増)へ引き下げたことが嫌気されたようだ。売上高についても、従来予想のレンジ下限である90億円(同21.7%増)の見通しとした。駐車場機器ソリューションの提供を行うMobility&MaaS事業において、緊急事態宣言の発出などにより顧客企業である駐車場運営会社の新規駐車場開設ペースの低下が続いたことが主な業績下押し要因となる。また、新たに子会社化した企業の株式取得費用なども響いた。あわせて、上限を125万株(発行済み株数の4.09%)、または20億円とする自社株買いの実施を発表した。取得期間は8月16日から12月30日まで。

■チェンジ <3962>  2,067円 (-195円、-8.6%)

チェンジ <3962> が4日続落。同社は13日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年9月期第3四半期累計(20年10月-21年6月)の連結税引き前利益は前年同期比61.1%増の57.4億円に拡大し、通期計画の57.4億円に対する進捗率は100.0%となった。

■サイバダイン <7779>  414円 (-33円、-7.4%)

CYBERDYNE <7779> [東証M]が大幅3日続落。同社は13日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前損益は2億6500万円の赤字(前年同期は6600万円の赤字)に赤字幅が拡大した。

■アシックス <7936>  2,623円 (-46円、-1.7%)

アシックス <7936> が反落。前週末13日の取引終了後、21年12月期の連結営業利益が145億円(前期39億5300万円の赤字)となる見通しを示し、従来予想のレンジ(115億~135億円)から上方修正した。これを受けて、朝方に一時7.2%高の2861円まで買われる場面があったが、その後は売りが優勢となった。売上高見通しについては、従来予想のレンジ上限である3950億円(前期比20.1%増)とした。パフォーマンスランニングやオニツカタイガーを中心に海外主要地域の売上高が引き続き好調に推移していることが業績を押し上げる。

※16日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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