本日注目すべき【好決算】銘柄 フロンテオ、ジモティー、東エレク (16日大引け後 発表分)

注目
2021年8月17日 7時01分

16日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

フロンテオ <2158> [東証M]  ★今期経常を2.3倍上方修正、配当も2円増額

◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の4.5億円→10.5億円に2.3倍上方修正。増益率が36.4%増→3.2倍に拡大する見通しとなった。主力のリーガルテックAI事業においてAIレビューツール「KIBIT Automator」を活用した大型案件を受注したことなどで売上が計画を上回ることが寄与。採算の良いAI案件比率の向上やコスト削減も利益を押し上げる。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の3円→5円(前期は無配)に増額修正した。

UMCエレ <6615>  ★4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地・対通期進捗率62%達成

◆22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は6.1億円の黒字(前年同期は6.3億円の赤字)に浮上して着地。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による前年同期の落ち込みからの回復やパワーコントロールユニットなどの電動自動車向け製品の伸長で車載機器が大きく伸び、全体の売上が19.2%の大幅増収となったことが寄与した。

通期計画の10億円に対する進捗率は61.8%に達しており、通期業績の上振れが期待される。

ジモティー <7082> [東証M] ★上期経常が74%増益で着地・対通期進捗率86%達成

◆21年12月期上期(1-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比74.4%増の2億8600万円に拡大して着地。行政や事業法人との提携を加速したことに加え、ネット決済機能や配送代行サービスなど付加機能の提供を昨年より開始したことが奏功し、売上が14.9%増と大きく伸びたことが利益拡大につながった。

通期計画の3億3400万円に対する進捗率は85.6%に達しており、通期業績の上振れが期待される。

東京エレクトロン <8035>  ★今期経常最高益予想を15%上乗せ、配当も128円増額

◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の4420億円→5080億円に14.9%上方修正。増益率が37.2%増→57.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。半導体メーカーの旺盛な設備投資を背景に半導体製造装置の販売が想定より伸びることが利益を押し上げる。

業績好調に伴い、今期配当を従来計画の1061円→1189円に増額修正した。

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