スペースバリューホールディングス---1Q増収・利益改善、建築事業が好調に推移

材料
2021年8月17日 10時50分

スペースバリューホールディングス<1448>は10日、2022年3月期第1四半期(21年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.9%増の163.11億円、営業利益が2.62億円(前年同期は0.03億円の損失)、経常利益が同148.0%増の2.95億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が1.04億円(同0.71億円の損失)となった。

建築事業の売上高は前年同期比15.0%増の102.23億円となった。販売事業では事務所、店舗、倉庫の建築は低調に推移したが、工場及び作業所の建築が堅調に推移し売上高は同5.3%増の52.69億円となった。レンタル事業では、公共施設の大規模改修工事の反動による減少はあったが、学校施設の耐震化等に伴う仮設校舎の建築等が堅調に推移し売上高は同27.5%増の49.53億円となった。

駐車場事業の売上高は前年同期比12.9%減の24.98億円となった。販売事業では事業用の立体駐車場建設は堅調に推移したが、主にホテルやテナント等の商業施設関係の立体駐車場建設が減少し、売上高は同32.9%減の9.87億円となった。メンテナンス事業ではリニューアル工事が減少し、売上高は同4.5%減の4.57億円となった。また、駐車場運営・管理事業では、国内は2021年6月末において駐車場401件4,243台(12台純減)及び駐輪場69件11,776台(1,130台純減)、海外は2021年6月末において駐車場303件124,662台(1,498台純増)となり、売上高は同14.8%増の10.53億円となった。

総合建設事業の売上高は前年同期比15.5%減の32.88億円となった。土地区画整理事業に伴う土木工事や商業施設等の改修及び修繕工事が堅調に推移したが、マンションなど住宅関係の建設及びリニューアル工事が減少した。

土地活用事業の売上高は前年同期比26.7%減の0.71億円となった。生活密着型商業店舗(大手コンビニエンスストアやドラッグストア)の開発は概ね計画どおりに進捗しているほか、管理業務の受託による収入は積み上がったが、減収となった。

ファシリティマネジメント事業の売上高は前年同期比13.7%減の2.29億円となった。緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の適用による商業施設の休業に伴い、清掃業務等の継続的な減少の影響もあり、減収となった。なお、同事業については現在、撤退に向けて準備を進めている。

2022年3月通期については、売上高が前期比8.4%増の840.00億円、営業利益が21.00億円、経常利益が同227.6%増の24.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同325.5%増の14.00億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.