AOI TYO Holdings---2Qは2ケタ増収・大幅な増益、各セグメントが好調に推移
AOI TYO Holdings<3975>は13日、2021年12月期第2四半期(21年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比19.1%増の290.25億円、営業利益が16.86億円(前年同期は8.81億円の損失)、経常利益が16.68億円(同10.47億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が8.91億円(同9.56億円の損失)となった。
コンテンツプロデュース事業の売上高は前年同期比13.7%増の211.41億円、セグメント利益は同211.5%増の26.07億円となった。CM制作をはじめとする広告会社からの案件受注の回復、前年同四半期は新型コロナウイルスの影響による案件の延期・中止があったこと、コスト削減施策推進に伴う各種費用の減少等により、前年同期比で増収増益となった。
コミュニケーションデザイン事業の売上高は同36.4%増の78.83億円、セグメント利益は3.31億円(前年同期は3.38億円の損失)となった。広告・マーケティングソリューション領域において、映像からデジタルソリューション、PR、イベント、空間デザイン等、全方位型のエキュゼキューションを提供するために、本年1月に5社を統合し株式会社xpdを設立、注力している直接取引において受注額が増加していることに加え、前年同期において延期・中止が顕著であったイベント事業もオンラインの活用等で需要を戻しつつあり、前年同期比で増収増益となった。
2021年12月期通期については、2021年7月6日付で公表した「スタジオ・クルーズ株式会社による当社株券等に対する公開買付けの結果並びに親会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」及び2021年7月30日付で公表した「株式併合並びに単元株式数の定めの廃止及び定款の一部変更に関する臨時株主総会開催のお知らせ」のとおり、同社は株式併合の手続きを経て、スタジオ・クルーズの完全子会社となり、同社株式は上場廃止となる予定であることから、2021年12月期の連結業績予想は記載していない。
《ST》