<マ-ケット日報> 2021年8月17日

市況
2021年8月17日 16時34分

17日の市場は日経平均が4日続落。終値は前日比98円安の2万7424円で先月30日以来の安値となった。前日の米国株が最高値を更新した流れを受けて買いが先行。昨日に売り込み過ぎた反動もあって序盤は200円を超える反発を見せた。しかし、買い一巡後は国内の新型コロナの感染拡大が重荷となってじり貧へ。政府が決めた緊急事態宣言の地域拡大や期間延長もかえって無策を感じてしまったようだ。せめて米国のような財政措置でもあれば多少なりとも効果はあるのだが。

昨日の米国市場は小売りなど出遅れセクターへの買いが入りダウ平均は5日続伸。連日で史上最高値を更新した。前半は7月の中国の景気指標がふるわなかったことから売りが先行。アフガニスタン問題もあって地政学リスクが意識される展開となった。売りが一巡した午後からは徐々に押し目買いが入り小売り、薬品などの出遅れ業種の上昇が全体をけん引。ダウ平均とS&P500種指数はともに5日連続で最高値を更新している。

さて、東京市場は日経平均が米株高に乘って一時は戻りを試す展開となったが、結局は上値の重さを確認することとなってしまい、最終的には4日続落という弱さを露呈している。時間外取引の米株先物安も響いたようだ。本日は東証2部、マザーズ、ジャスダックなど新興市場の下げが厳しく調整ムードが強まっている。コロナ無策の政府に対する、市場のある種の見切りのようにも見受けられる。(ストック・データバンク 編集部)

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