アジア株は全面安、原油安を嫌気 感染拡大懸念も重石 豪州NSW州の新規感染者数が2日連続で最多を更新
アジア株は全面安、原油安を嫌気 感染拡大懸念も重石 豪州NSW州の新規感染者数が2日連続で最多を更新
東京時間10:57現在
香港ハンセン指数 25609.06(-257.95 -1.00%)
中国上海総合指数 3472.89(-12.39 -0.36%)
台湾加権指数 16687.09(-139.18 -0.83%)
韓国総合株価指数 3135.96(-22.97 -0.73%)
豪ASX200指数 7464.80(-37.35 -0.50%)
アジア株は全面安。前日の米株下落やNY原油安を懸念して売り優勢で始まった。NY原油価格が約3カ月ぶりに1バレル=65ドル台を割り込んだことを受け、素材やエネルギー関連が大幅下落している。
香港株は1.0%安、約3週間ぶり安値をつけている。エネルギー会社の中国石油天然が4.0%安と下落率トップ。中国石油化工は2.5%安。
韓国株は0.73%安。18日に、過去2番目の多さとなる2152人の新規感染者が確認された。首都ソウルでは最も厳しいコロナ規制が導入されているものの、夏休みシーズンで多くの人が旅行などで外出したことが影響しており、感染者数は高止まりしている。専門家は、8月末までに1日あたり3000人の感染者が出ると警告している。
豪州株は2週間半ぶり安値をつけている。素材やエネルギー関連の下げが目立つ。BHPビリトンは5.7%安、リオティントは3.8%安。エネルギー会社のウッドサイド・ペトロリアムは2.4%安、サントスは2.1%安。また、感染高止まりへの警戒感も一段と高まっている。ニューサウスウェールズ州で新たに681人のコロナ感染者が確認された。2日連続で過去最多を記録。当局は、同州全ての地域のロックダウンを28日まで延長すると発表。同州首相は前日に会見を開いた際、最悪期はこれからだと警告した。感染者全員が少なくとも1人以上には感染させており、感染拡大を止めるには外出を控え、ステイホームすることが必要だと訴えた。