株価指数先物【昼のコメント】 寄り付き水準でこう着、積極的にショートを仕掛ける動きは見られず
日経225先物は11時30分時点、前日比210円安の2万7390円(-0.76%)前後で推移。寄り付きは2万7370円とシカゴ先物清算値(2万7415円)を下回って始まり、一時2万7330円まで売られた。ただし、売り一巡後は2万7490円まで下げ幅を縮める場面も見られている。その後は概ね2万7400円を挟んだ狭いレンジ推移に。
寄り付き直後はショートを交えての下落となったものの、早い段階でショートカバーを見せていた。しかし、ハンセン指数が小幅ながらもマイナス圏で推移しているほか、香港市場でアリババ集団が売られ上場来安値を更新したと伝わり、中国当局による規制強化の懸念が重荷となっている。
ただし、日経225先物は寄り付き水準でこう着を見せており、積極的にショートを仕掛けてくる動きは見られない。また、NT倍率は先物中心限月で一時14.37倍まで上昇。日経平均株価は5月以降のボトム水準での底堅さも見られ、NTショートの巻き戻しも意識されそうだ。
株探ニュース