フェニクスBは大幅安、PXBマウスの生産工程の一部に不具合
フェニックスバイオ<6190>が大幅安となっている。同社は19日取引終了後に、高品質なヒト肝細胞キメラマウスであるPXBマウスの生産工程の一部不具合により、10月までの製品生産数に影響を及ぼす可能性があると発表。これがネガティブ視されているようだ。
このほど広島本社PXBマウス生産施設での生産工程で、ヒト肝細胞の生着不良の兆候が一部ロットでみられ、調査の結果、既に移植が済んでいる仕掛中のマウスで製品歩留率が低下すると予想されるロットがあり、一時的にPXBマウスの生産数が減少する見込みだという。今後の生産については、工程の改善による通常の歩留率に戻る見通しだが、PXBマウスの生産工程はヒト肝細胞の移植から製品化までに約10週を要することから今月から10月までの生産数のうち最大で年間生産数の約10%相当が影響を受けるとみている。なお、業績への影響については現在精査中で、判明次第公表するとしている。