話題株ピックアップ【夕刊】(2):サイボウズ、ソフトバンクG、ケイブ

注目
2021年8月25日 15時15分

■サイボウズ <4776>  2,380円  +25 円 (+1.1%)  本日終値

サイボウズ<4776>は4日続伸。24日の取引終了後に発表した7月度の月次連結業績で、営業利益が前年同月比19.0%増と4カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。なお、1月からの累計では17億3900万円(前年同期比8.5%減)だった。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,213円  +34 円 (+0.6%)  本日終値

ソフトバンクグループ<9984>が続伸。株価は5月中旬の急落を境に一貫して下値を切り下げる展開となり、今週明け23日には一時6000円大台を下回り年初来安値を更新したが、足もとではリバウンド狙いの買いに厚みが加わってきた。前日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数が4日続伸し過去最高値を更新、米ハイテク企業へ積極的に投資しているソフトバンクGにとっては含み益の拡大につながる。ただ、株式需給面では信用買い残が高水準で、戻り売り圧力の強さも意識されやすい。

■東洋合成工業 <4970>  13,850円  +70 円 (+0.5%)  本日終値

東洋合成工業<4970>が続伸。SBI証券が24日付で投資判断「買い」を継続し、目標株価を1万5500円から1万8000円へ引き上げた。同証券では、22年3月期第1四半期の感光性材料事業が予想を上回ったと指摘。EUV、ArFなどの微細化関連製品の寄与が高まったとしており、これを受けて22年3月期の営業利益予想を38億5000万円から49億5000万円へ、23年3月期を同52億円から63億円へそれぞれ引き上げている。

■コロワイド <7616>  1,886円  -212 円 (-10.1%)  本日終値  東証1部 下落率トップ

コロワイド<7616>が急反落。24日の取引終了後、1000万株の公募増資と60万株の株式売り出し、オーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限159万株の第三者割当増資を実施すると発表しており、1株利益の希薄化や需給悪化を懸念した売りが出たようだ。発行価格は9月1日から7日までのいずれかの日に決定する予定で、調達資金約218億円は新規出店や業態転換などに関連する設備投資資金などに当てるという。

■ニトリホールディングス <9843>  20,305円  -510 円 (-2.5%)  本日終値

ニトリホールディングス<9843>が続落。24日の取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の月次国内売上高で、既存店売上高が前年同月比18.5%減と4カ月連続で前年実績を下回った。テレビCM効果などで寝具寝装品や収納整理用品が計画に対して順調に推移したものの、前年8月度は、在宅勤務需要の継続により売り上げが大幅増となった反動があったほか、全国的な大雨などの自然災害や緊急事態宣言・まん延防止等重点措置なども響いた。なお、全店売上高は同16.6%減だった。

■オプトラン <6235>  2,179円  -23 円 (-1.0%)  本日終値

オプトラン<6235>は反落。24日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を381億円から303億円(前期比19.2%減)へ、営業利益を90億円から68億円(同21.2%減)へ、純利益を70億円から56億円(同17.6%減)へ下方修正した。世界的な半導体不足や新型コロナウイルスの蔓延などにより、顧客の設備投資需要が想定を下回り、装置売上高が計画を下振れる見通しであることが要因としている。

■ケイブ <3760>  1,064円  +150 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値

ケイブ<3760>に買い人気集中。同社はオンラインゲーム運営やライブ配信事業などを手掛けるが、24日取引終了後、同社の台湾子会社がデジタルコンテンツビジネスにおける海外企業などとの業務提携を支援する新規事業を開始することを発表した。また、同子会社が開発しているライブ配信アプリのリリース時期が22年1月に決定したことも併せて発表しており、これが投資資金の食指を動かした。同社株は7月中旬以降大幅な調整を強いられ、今月20日に872円で年初来安値をつけて間もない状況にあったが、目先底入れ反転の動きを鮮明としている。

■クロスキャット <2307>  1,129円  +129 円 (+12.9%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

クロスキャット<2307>が急動意。1000円近辺のもみ合いを一気に上放れ、約4カ月ぶりの高値水準に大陽線で浮上してきた。銀行・保険など金融機関やクレジット会社向け受託開発案件で強みを持つシステムインテグレーターで、電子政府に絡む案件でも積極的に受注獲得に動いている。デジタル庁発足を前に人気化するデジタルトランスフォーメーション(DX)関連の一角として物色人気化した。政府が普及に力を入れるマイナンバーシステムでも同社は活躍が期待されている。信用買い残も枯れた状態で株式需給面でも上値が軽い。

■ユビAI <3858>  603円  +45 円 (+8.1%) 一時ストップ高   本日終値

ユビキタス AIコーポレーション<3858>が一時ストップ高。同社はきょう、IoT向けソリューション「Edge Trust(エッジトラスト)」のセキュリティコンポーネントであるミドルウェアが、英アームなどが関わる認証制度「PSA Certified」を取得したと発表。この認証取得について会社側では、エッジトラストの導入を加速すると期待している。

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