話題株ピックアップ【夕刊】(1):QDレーザ、フロンテオ、レーザーテク

注目
2021年8月26日 15時12分

■IIJ <3774>  3,750円  +225 円 (+6.4%)  本日終値

インターネットイニシアティブ<3774>が大幅高。同社は25日、マネージド型ゼロトラストネットワークアクセスの新サービス「Safous(セーファス)」を新たに開発し、中国、シンガポール、タイ、インドネシア、ベトナムにあるグループ現地法人を通じて、各拠点国及び周辺国の日系企業やローカル企業を対象に提供を開始したと発表。「セーファス」は、ゼロトラスト(すべてを信頼できないことを前提に対策を講じるセキュリティーの考え方)技術をベースとしたリモートアクセスサービスで、今後、Webアクセスのセキュリティー機能や、クラウドの利用状況を可視化する機能などを順次追加し、統合的なセキュリティー対策サービスとして開発を進めていく計画。提供エリアも22年までに欧州や米国に拡大していく予定だとしている。

■QDレーザ <6613>  1,038円  +51 円 (+5.2%)  本日終値

QDレーザ<6613>が4連騰。外資系経由の空売りなどに伴い前週末20日にはザラ場909円まで売り込まれる場面があったが、今週に入り売り物が枯れて切り返しに転じ、戻り足を強めてきた。同社は半導体レーザー技術を使ったデバイス開発を主力展開する。マーケットの注目を集めているのは「網膜走査型レーザアイウェア」。同商品は超小型レーザプロジェクターから網膜に映像を投影する仕組みの眼鏡型視覚支援端末で、視力を改善させる画期的な効果があり、医療機器として認証を取得している。同社の将来的な成長ドライバーとなる可能性があり、ここにきて再び投資資金の買いが流入している。

■オロ <3983>  3,645円  +170 円 (+4.9%)  本日終値

オロ<3983>が5日続伸。同社はきょう、多様なデジタルデータを駆使する独自のフレームワーム「Quatro Analytics」を開発したと発表。「Quatro Analytics」では、施策、KPI(重要業績評価指標)、コンテンツ、パフォーマンスの4要素においてデジタルデータ分析を実施。分析結果を各要素の設計に活用していくことでデータドリブン型のプロモーションの施策、運用を行い、プロモーション効果の最大化を実現するという。

■ケーズホールディングス <8282>  1,202円  +54 円 (+4.7%)  本日終値

ケーズホールディングス<8282>は大幅高で4日続伸。25日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表。上限を1000万株(発行済み株数の4.84%)、または100億円としており、取得期間は8月26日から12月31日まで。株主価値を高めるとともに、資本効率の向上及び経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的としている。

■GMO-GS <3788>  4,500円  +195 円 (+4.5%)  本日終値

GMOグローバルサイン・ホールディングス<3788>が大幅に3日続伸。同社はきょう、自社のクラウド型電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」と、サイオス<3744>の事業会社であるサイオステクノロジーが提供しているクラウド型セキュリティーサービス「Gluegent Gate(グルージェントゲート)」とのサービス連携を開始すると発表。この連携により、「電子印鑑GMOサイン」を導入している企業は、「Gluegent Gate」でシングルサインオン(1組のID・パスワードによる認証を1度行うだけで、複数のWebサービスやクラウドサービス等にログインできる仕組み)によるログインが可能になるとともに、端末制限や多要素認証(アクセス権限を得るのに必要な本人確認のための複数の種類の要素をユーザーに要求する認証方式)により安心安全なアクセス管理のもと電子契約業務を行えるという。

■CYBERDYNE <7779>  440円  +18 円 (+4.3%)  本日終値

CYBERDYNE<7779>が後場一段高。きょう昼ごろ、「HAL医療用下肢タイプ」について、HTLV-1関連脊髄症(HAM)などの痙性対麻痺症の適応追加に係る製造販売承認事項一部変更承認申請を行ったと発表。HTLV-1関連脊髄症は、患者数が全国で推定3000人の希少疾患で指定難病の一つ。現時点では有効な発症予防薬や治療薬は確立されておらず、歩行障害などの機能的予後の改善に有効性の高い新規治療法開発が必要とされており、医療用HALが痙性対麻痺症に対する標準治療として確立されることが期待される。

■FRONTEO <2158>  1,551円  +61 円 (+4.1%)  本日終値

FRONTEO<2158>が大幅高で8連騰となり、上場来高値を連日更新。25日の取引終了後、韓国子会社がメール・チャット監査システム「KIBIT Communication Meter ver.2.0」の提供を開始したと発表。「Communication Meter」は同社が開発した自然言語処理AIエンジン「KIBIT」を搭載したメールとチャットの監査システム。ver.2.0では様々なメッセンジャーアプリを使用したチャットへの監査機能が強化され、人工知能(AI)がメールやチャットのデータを分析し、企業内の不正行為の監査を正確かつ効率的に遂行するという。企業で内部不正行為や機密漏洩などが頻発するなか、不正行為予防の需要取り込みが期待される。

■レーザーテック <6920>  21,600円  +820 円 (+4.0%)  本日終値

レーザーテック<6920>が4連騰、売買代金は東証1部で断トツとなっている。半導体需給の逼迫を背景に、ここ米国株市場では再び同関連セクターの物色ニーズが高まっており、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は前日まで5日続伸し最高値圏に接近している。韓国サムスン電子や台湾のTSMCなど大手半導体メーカーがEUV(極端紫外線)露光装置への投資に前向きで、レーザーテックはEUV向けマスクブランクス検査装置でシェアを独占していることからマーケットで改めて関心を集めている。

■アルプス物流 <9055>  958円  +29 円 (+3.1%)  本日終値

アルプス物流<9055>が大幅反発。25日の取引終了後、22年3月期上期(4~9月)の連結経常利益を従来予想の23億円から28億円(前期比93.2%増)へ上方修正すると発表。デジタル機器や車載関連向けを中心に半導体や電子部品の需要が増加し、電子部品物流事業で貨物取扱量が想定以上に伸びる見通しとなったほか、固定費削減など生産性向上が進むことも上振れに貢献する。なお、通期予想は従来の47億円(前期は49億2600万円)を据え置いた。

■インフォマート <2492>  967円  +28 円 (+3.0%)  本日終値

インフォマート<2492>が反発。午前11時に、東京工業大学と教育研究経費や一般管理費の取引電子化に向けた実証実験を11月から開始すると発表。今回の実証実験は、同社の受発注クラウドサービス「BtoB プラットフォーム TRADE」と、請求書クラウドサービス「BtoB プラットフォーム 請求書」を試験的に導入し、東京工業大学における発注、検収、支払処理といった業務プロセスの効率化とデジタル化の有効性を検証するもの。受発注業務をデジタル化し、教職員の業務効率化、ペーパーレスの実現、学内のDX推進を目指すという。

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