NY株式:NYダウ48ドル安、民間雇用の冴えない伸びが重し

市況
2021年9月2日 7時00分

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は48.20ドル安の35312.53ドル、ナスダックは50.14ポイント高の15309.38で取引を終了した。ADP雇用統計の8月分が予想を大幅に下回る伸びにとどまったことに失望し寄り付き後、下落。8月ISM製造業景況指数が予想外に上昇したため回復ペース鈍化への警戒感が後退し売りが一段落したものの、9月相場入りで利益確定売りも根強くダウは終日軟調に推移。一方、ハイテク株は引き続き強く、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新して引けた。セクター別では、不動産、公益事業が上昇した一方、エネルギーや銀行が下落。

食品会社のキャンベルスープ(CPB)は四半期決算の内容が予想を上回ったほか、一部商品の値上げを発表したため収益回復期待が広がったほか、自社株買いプログラムが好感され買われた。携帯端末のアップル(AAPL)はアップルウォッチに新たなヘルスケア機能を搭載することに取り組んでいるとの報道で上昇。配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)はアナリストの投資判断引き上げが好感され上昇した。一方、銀行のウェルズファーゴ(WFC)は規制当局が不正営業問題の被害補償の取り組みの進展が不十分とし、追加処分を科す可能性を警告したことが嫌気され売られた。医薬品メーカーのアッヴィ(ABBV)はファイザー(PFE)と共同開発した間接炎薬を巡り食品医薬品局(FDA)が死亡にも至る深刻な副作用のリスクを警告したため下落。

オンラインのペット用品販売のチューイー(CHWY)は取引き終了後に決算を発表。内容が予想を下回り、失望感から時間外取引で売られている。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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