話題株ピックアップ【夕刊】(1):菱ガス化、KeePer、ルネサス

注目
2021年9月2日 15時12分

■フジ <8278>  2,133円  +113 円 (+5.6%)  本日終値  東証1部 上昇率9位

フジ<8278>が3日続伸。1日の取引終了後、マックスバリュ西日本<8287>と経営統合すると発表。2024年3月までに合併し、統合新会社を設立する見通し。これに先駆け22年3月1日を効力発生日として、両社は共同持株会社を設立する。この持ち株会社はイオン<8267>の連結子会社となる。

■三菱ガス化学 <4182>  2,221円  +115 円 (+5.5%)  本日終値  東証1部 上昇率10位

三菱ガス化学<4182>が大幅に4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は1日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」へ引き上げた。目標株価は2400円から2900円に見直した。スマートフォンのカメラレンズ材料「Iupizeta」は第1四半期(4~6月)で在庫調整が完了したことを評価。月次ベースのボトムは5月と推定し、すでに回復トレンドに入ったとみている。第1四半期決算発表後の株価下落で割安感が生じたと判断し、レーティングを見直している。

■KeePer技研 <6036>  3,810円  +170 円 (+4.7%)  本日終値

KeePer技研<6036>が5日続伸。1日の取引終了後、キーパーラボ運営事業の月次動向を発表。8月の既存店売上高は前年同月比1.8%増だった。2ケタ増収を続けていた前月から伸び率は鈍化したものの、今年の8月は全く雨が降らなかった昨年の8月とは正反対に、西日本を中心に記録的な大雨が続いており、このなかで前年同月比プラスを確保したことが好感されたようだ。

■シノケングループ <8909>  1,162円  +46 円 (+4.1%)  本日終値

シノケングループ<8909>が大幅続伸。1日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表。上限を50万株(発行済み株数の1.44%)、または5億円としており、取得期間は9月2日から10月15日まで。資本効率の向上及び経営環境に応じた機動的な資本政策を可能とすることが目的という。

■泉州電業 <9824>  4,430円  +170 円 (+4.0%)  本日終値

電線専門商社の泉州電業<9824>が後場急伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう午後2時頃に、21年10月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは前期比34.4%増の42億円(従来予想は38億5000万円)に引き上げた。売上高の見通しも同19.8%増の890億円(従来予想は869億円)に上方修正。半導体製造装置向け需要の増大や自動車・工作機械向け需要の回復、銅価格の上昇に伴う建設・電販向け需要の売り上げ増加などを主な要因として挙げている。

■ルネサス <6723>  1,272円  +47 円 (+3.8%)  本日終値

ルネサスエレクトロニクス<6723>は5連騰。2日付の日本経済新聞朝刊で、「ルネサスエレクトロニクスの柴田英利社長は1日、日本経済新聞の取材に応じ、半導体の安定供給へ向けて積極投資する方針を明らかにした」と報じられており、これが材料視された。記事によると、短期では災害時などに備えた設備強化に100億円超を、今後3年間では生産能力の増強に大規模な資金を投じるという。また、8月の英企業買収では工場の自動化などIoTを強化し、相乗効果は製品群の組み合わせなどで約360億円の利益貢献を見込むとしている。

■リンナイ <5947>  12,300円  +360 円 (+3.0%)  本日終値

リンナイ<5947>が大幅高で5日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が1日付で同社の投資判断「オーバーウエート(強気)」を据え置き、目標株価を前回の1万3000円から1万4000円へ増額しており、これが好材料視された。レポートでは「中国、米国でのタンクレス給湯器の需要拡大、国内での製品モジュール化による収益性改善等での利益成長」の見方に変更ないと報告。株価は中長期の利益成長を十分織り込んでいないとみている。また、原価低減効果や販売好調を踏まえ、22年3月期の営業利益予想を従来の425億円から460億円(会社計画は410億円)に上方修正した。

■荏原 <6361>  5,720円  +150 円 (+2.7%)  本日終値

荏原製作所<6361>が4日続伸。SMBC日興証券が1日付で同社の投資判断「1(強気)」を継続し、目標株価を7000円から8300円へ引き上げた。レポートでは、精密・電子事業はコンポーネントやCMP装置の受注が堅調なうえ、顧客工場稼働率の上昇で収益性が高いアフターサービスも増加していると報告。また、風水力事業はロスコストの減少や選別受注の徹底により新規製品の採算改善が徐々に進んでいると評価している。これを踏まえ、21年12月期の営業利益予想を485億円から580億円へ、22年12月期を600億円から708億円へそれぞれ上方修正した。

■JTOWER <4485>  8,980円  +220 円 (+2.5%)  本日終値

JTOWER<4485>が反発。1日の取引終了後、東京都と西新宿エリアにおけるスマートポールの面的設置に関する協定を締結したと発表。東京都が実施する「令和3年度西新宿エリアにおけるスマートポールの面的設置、運用及び検証事業」に関し、同社と東京電力パワーグリッド(東京都千代田区)、東日本電信電話(NTT東日本、東京都新宿区)とともに共同提案し採択されており、今回JTOWERが代表事業者となって都と協定を結んだ。同事業では、5Gアンテナ基地局やWi-Fiなどの機能を搭載したスマートポールを20基設置し、各種実証事業などの取り組みを行うとともに、スマートポールの他地域への展開を見据えたビジネスモデルの構築を目指す。

■イチネンHD <9619>  1,270円  +17 円 (+1.4%)  本日終値

イチネンホールディングス<9619>は3日続伸。1日の取引終了後、上限を40万株(発行済み株数の1.65%)、または5億120万円とする自社株を2日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため、消却を前提とした自己株式を取得するとしている。

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