株価指数先物【寄り前コメント】 ピークが意識されるなかでこう着感の強い値動きに
大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 29910 -220 (-0.73%)
TOPIX先物 2063.5 -15.0 (-0.72%)
シカゴ先物 29960 -170
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
8日の米国市場はNYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。景気回復ペースの鈍化を警戒した売りが優勢となった。米地区連銀経済報告(ベージュブック)では新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の感染拡大によって夏場に景気回復ペースが鈍化したとの認識を示されたほか、前日にゴールドマン・サックスが成長見通しを下方修正したのに続き、シティグループやモルガン・スタンレーなども慎重な見方を示したことが重荷となっている。景気敏感株を中心に売られたほか、ハイテク株などへも利益確定の売りが広がった。S&P500業種別指数は、公益事業、商業サービス・用品、食品・飲料・タバコが上昇する一方で、耐久消費財・アパレル、エネルギー、半導体・同製造装置が下落。
シカゴ先物清算値は日中大阪比170円安の2万9960円で取引を終えた。日経225先物のナイトセッションは日中比210円安の2万9920円で始まった後は買い直されてプラスに転じ、一時3万260円と通常取引時間帯につけた高値を更新する場面がみられた。ただし、米国市場の取引開始後に軟化し、3万円を挟んだ保ち合いを経て、2万9910円とナイトセッションの安値水準で取引を終えた。
本日はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、利食い優勢で始まることになるだろう。ただし、利食い優勢となった米国市場の影響はあるものの、先物市場では7日の売買高10万枚超えでピーク感も意識されやすく、ヘッジ対応の買いは一巡との見方。また、足元ではオプション権利行使価格の3万250円水準で伸び悩んでいることもあり、価格面においても達成感が意識されやすく、利食いの動きは想定内である。本日は9月限の最終売買日となることから、こう着感の強い値動きとなりそうだ。
昨日のNT倍率は先物中心限月で14.49倍に上昇して終えている。ただし、25日移動平均線から上放れる形で推移しているものの、14.58倍に位置する75日線は超えられず、トレンドは強まりづらいところであり、14.50倍を挟んだ横ばい推移が見込まれる。なお、VIX指数は17.96に低下しており、米国市場の下落に対しては、それほど神経質にはならないだろう。
株探ニュース