米国株見通し:戻りの鈍い値動きか、金融引き締めに思惑

市況
2021年9月9日 14時35分

(14時30分現在)

S&P500先物      4,495.25(-17.25)

ナスダック100先物  15,571.75(-48.25)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は150ドル安。NY原油先物(WTI)は失速し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

8日の取引で主要3指数は下落。ナスダックの最高値更新記録は4日で途絶え、3日続落のダウは68ドル安の35031ドルで取引を終えた。強気相場が続いたため、調整色の強い売りが先行。この日公表された地区連銀経済報告(ベージュブック)は、新型コロナウイルスのまん延により夏場の回復鈍化を指摘。一方、3日の雇用統計で非農業部門雇用者数は予想を大幅に下回ったが、前日のJOLT求人件数の増加が好感され、指数は下げ幅を縮小した。

本日は戻りの鈍い値動きか。今晩発表の新規失業保険申請件数は減少が予想され、雇用情勢の改善を好感した買いが入りやすい。また、30年国債の入札が好調なら金利安に振れ、ハイテク株などへの買戻しが相場をけん引する可能性も。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の複数の当局者による討論会などが予定され、タカ派的な見解が示されれば緩和縮小への思惑から買いは抑制されそうだ。また、世界経済の減速懸念も根強く、指数の大幅高は想定しにくい。

《TY》

提供:フィスコ

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