15日の株式相場見通し=反落、米株安と円高受け売り優勢に

市況
2021年9月15日 8時01分

15日の東京株式市場は、主力株を中心に売り優勢の展開となり日経平均は4日ぶりに反落しそうだ。ここ日経平均は急速に株価水準を切り上げ、前日は年初来高値を更新し31年ぶりの高値をつけたが、足もとではその反動から利益確定の売りが表面化しやすい。前日の米国株市場では、NYダウなど主要株指数が揃って下落した。注目された8月の消費者物価指数(CPI)の伸び率は市場コンセンサスを下回った。FRBによる緩和的政策が当面維持されるとの見方が株式市場にはプラスに働き朝方は買いが先行したが、その後米10年債利回りの低下が金融株の下げを誘い、景気敏感セクターを中心に軟化した。NYダウは一時300ドルを超える下落を強いられた。これを受けて東京市場でも、買いポジションを低める持ち高調整の動きが表面化し、日経平均は3万円台前半で売り買いを交錯させる展開が想定される。外国為替市場で円高が進んでいることも輸出セクター中心に逆風となる。

14日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比292ドル06セント安の3万4577ドル57セントと反落。ナスダック総合株価指数は同67.823ポイント安の1万5037.759だった。

日程面では、きょうは7月の機械受注、7月の第3次産業活動指数、8月の訪日外客数など。また、黒田日銀総裁がオンライン開催の国際会議に出席。海外では、8月の中国小売売上高、8月の中国工業生産高、8月の中国固定資産投資、8月の英CPI、7月のユーロ圏鉱工業生産、9月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数、8月の米鉱工業生産・設備稼働率、8月の米輸出入物価指数など。

出所:MINKABU PRESS

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