株価指数先物【昼のコメント】 ギャップスタート後は2万9700円水準で下げ渋る
日経225先物は11時30分時点、前日比650円安の2万9700円(-2.14%)前後で推移。寄り付きは2万9630円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9505円)にサヤ寄せして始まり、大台の3万円を一気に割り込んだ。ただし、寄り付き直後につけた2万9600円を安値に下げ渋ると、前場半ばには一時2万9870円まで下落幅を縮める場面もみられた。その後はこう着感の強い値動きとなり、2万9700円を挟んだ推移を続けている。
中国恒大のデフォルト(債務不履行)危機が警戒されるなか急落はしたが、シカゴ先物ほどは下げずに、寄り付きをほぼ安値として下げ渋りをみせている。短期的な需給は悪化した可能性はあるが、急落局面における押し目買い意欲の強さは窺える。
NT倍率は先物中心限月で14.48倍に低下するものの、一時14.61まで上昇する場面もみられ、戻りの局面においてはNTロングのポジションが有効になりそうだ。なお、グローベックスの米株先物は、小幅ながらプラスで推移している。
株探ニュース