話題株ピックアップ【夕刊】(2):アークランド、ビジョン、ガイシ
■アークランドサカモト <9842> 1,769円 +30 円 (+1.7%) 本日終値
アークランドサカモト<9842>が4日ぶり反発。21日の取引終了後、ヤマダホールディングス<9831>と店舗開発に関して業務提携すると発表。次世代型新業態「総合生活提案型ショッピングスクエア」を2022年度から展開し、今後3年間で6店舗の出店を見込む。同時に発表した22年2月期上期(2月21日~8月20日)の決算は、売上高1614億7900万円(前年同期比2.5倍)、営業利益113億2900万円(同47.1%増)だった。あわせて、通期の期末配当予想を15円から20円へ引き上げ、年間35円とすることを発表した。
■ビジョン <9416> 1,419円 +18 円 (+1.3%) 本日終値
ビジョン<9416>が高い。同社はきょう、世界120カ国以上で利用可能なeSIMサービス「ワールドeSIM」の提供を開始したと発表。eSIMとは、物理的なSIMカードではないデジタル的なSIMで、通常のSIMカードのようにスマートフォンなどの通信機器に挿入する必要がなく、WEBサイトで契約すればスマートフォン機器がその場で通信できるようになるもの。これにより、自分のスマートフォンが海外でも普段と同じように利用することができる。
■サーティワン <2268> 4,045円 +35 円 (+0.9%) 本日終値
B-R サーティワンアイスクリーム<2268>は約3カ月ぶりに年初来高値を更新した。21日の取引終了後、21年12月期の単独業績予想について、営業利益を7億6000万円から9億3000万円(前期比22.9%増)へ、純利益を4億6000万円から6億4000万円(同44.8%増)へ上方修正した。売上高は187億5000万円(同6.5%増)の従来見通しを据え置いたものの、Webを活用した店舗指導やフランチャイジーとのコミュニケーション、テレワークなどで交通費や会議費などのコストが削減したという。
■日本ガイシ <5333> 1,899円 +15 円 (+0.8%) 本日終値
日本ガイシ<5333>が5日ぶりに反発。21日の取引終了後、22年3月期の配当予想について、中間23円・期末25円の年48円から中間・期末各30円の年60円に増額修正した。前期実績に対しては30円の増配になる予定だ。
■昭電線HD <5805> 2,324円 +15 円 (+0.7%) 本日終値
昭和電線ホールディングス<5805>が反発。21日の取引終了後、協和エクシオ<1951>と洋上風力発電に関する電力工事事業で業務提携を開始したと発表。エンジニアリング会社として豊富な実績を有する協エクシオグループと、電力ケーブル・関連部品の製造販売と施工技術に実績を有する昭電線HDが提携を通じて、今後本格化する再生可能エネルギー分野における事業拡大をともに目指すのが狙い。具体的には協エクシオが施工する洋上風力発電工事などにおける自営線敷設工事について、昭電線HDが電力ケーブル及び関連部品を供給するとともに、電力ケーブルの接続工事に関する技能を供与することで、両社グループが洋上風力発電市場において連携して取り組む体制を構築するとしている。
■西松建設 <1820> 3,570円 +5 円 (+0.1%) 本日終値
西松建設<1820>が5日ぶりに小幅反発。同社は21日取引終了後、発行済み株式数の約27%を上限とする自社株TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表。村上世彰氏とファンドのシティインデックスイレブンスが保有する1389万6800株(所有割合25.41%)がTOBに応募する契約も締結している。TOB価格は1株3626円で買付予定の上限株数は1500万株。取得期間は22日から10月20日まで。
■クスリアオキ <3549> 8,030円 -460 円 (-5.4%) 本日終値
クスリのアオキホールディングス<3549>が大幅反落。SMBC日興証券が21日付で投資評価を「2」から「3」とし、目標株価を7600円から7400円へ引き下げた。同証券によると、同社は従来から食品強化型だが、新中計で改めてフード&ドラッグへコンセプト転換。現在の郊外型ドラッグストアに求められるワンストップ・ショッピングニーズには相応しいと思われるが、一方で同社の場合は調剤強化も行っており、ディスカウント勝負になりやすい食品強化でローコスト経営が必須とされる一方、人件費が嵩む調剤事業とはやや相反する側面があると指摘している。したがって、中期的に営業利益率は従来比で低水準が継続するとみており、営業利益予想も22年5月期で168億円から156億円へ、23年5月期で183億円から168億円へ引き下げている。
■ハーモニック <6324> 6,140円 -260 円 (-4.1%) 本日終値
ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が5日続落。足もとでは中国・恒大集団の経営不安に伴う相場の下落で同社株も売りに押されているが、21日取引終了後に同社は東証が進める市場再編で「スタンダード市場」の選択申請を行うことを決議した、と発表。市場には、最上位の「プライム市場」での上場に期待する見方もあっただけに、この日は失望売りも出ている様子だ。
■大谷工業 <5939> 5,370円 +705 円 (+15.1%) ストップ高 本日終値
大谷工業<5939>がストップ高。21日の取引終了後、10万株(発行済み株数の11.36%)の自社株を9月30日付で消却すると発表しており、これが好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は78万株となる。
株探ニュース