<マ-ケット日報> 2021年9月22日

市況
2021年9月22日 16時26分

22日の市場は日経平均が続落。終値は前日比200円安の2万9639円で、今月3日以来、約3週間ぶりの安値となった。週初から世界の金融市場を混乱させている中国不動産大手の経営問題がこの日も相場を圧迫。前日の米国株が反発できなかった負の流れもあって朝から売りが先行した。リスクオフの動きから円高・ドル安も進行。これもマイナス要因となっている。一時は中国恒大の利払いが履行されるとの報で持ち直したが、外債には適用されず買いは長続きしなかった。

昨日の米国市場は中国の大手不動産、恒大集団の資金繰り懸念が続きダウ平均は小幅ながらも4日続落した。序盤は前日に急落した反動などからダウ平均は340ドルほど値を上げていたが、中国恒大の最初の利払い期限が23日に迫っているため再び売りに押される展開に。22日の米FOMCの結果発表を控えていることも様子見ムードを強めたようである。一方、ハイテク株の多いナスダック指数は主力株に買いが入り3日ぶりに反発している。

さて、東京市場は本日も中国恒大の経営問題に押される1日に。昨日の米国株が反発し切れずに終えたことも後味の悪さにつながったようだ。この問題をリーマン級に例える向きもあるが、債務の規模や中国独特のシステムからその可能性はほぼないとされている。ただ、中国当局の対応が救済には前向きでないようなので、決着の付け方がまだ見えてこない点が買いを難しくさせている。(ストック・データバンク 編集部)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.