オプトエレが急反落、第3四半期営業利益は通期予想上回るも材料出尽くし感強まる
オプトエレクトロニクス<6664>が急反落している。24日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年12月~21年8月)連結決算は、売上高65億4900万円(前年同期比33.5%増)、営業利益11億2100万円(前年同期2億9700万円の赤字)、最終利益8億6400万円(同12億7400万円の赤字)となり、通期営業利益予想を上回って着地したものの、通期予想を据え置いたことから、材料出尽くし感から売られているようだ。
国内でモジュール製品やスキャナ製品を中心に売上高が計画通りに推移したことに加えて、米国にて2次元ハンディスキャナー「L-22X」が新型コロナウイルス感染症の検査装置の付属機器として採用されたことなどが牽引した。また、米ハネウェル社から提起されていた特許侵害訴訟が21年2月に和解となり、訴訟費用が大幅に縮小したことも寄与した。
なお、21年11月期通期業績予想は、売上高80億円(前期比22.2%増)、営業利益10億3000万円(前期3億800万円の赤字)、最終利益7億1500万円(同12億5400万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。