本日注目すべき【好決算】銘柄 JNS、特殊陶、ハピネット (27日大引け後 発表分)
27日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
JNS <3627> ★今期営業を67%上方修正
◆22年2月期の連結営業利益を従来予想の2.7億円→4.5億円に66.7%上方修正。増益率が13.0%増→88.3%増に拡大する見通しとなった。コンテンツサービス事業で7月に発売したニンテンドースイッチ向けソフトの出荷が想定以上に伸びることが寄与。健康志向の高まりを背景にHealthTechサービスが好調なことに加え、GIGAスクール構想の進展でEdTech領域におけるデジタル化需要が拡大していることも上振れの要因となる。
ジューテック <3157> ★上期経常を2.2倍上方修正・2期ぶり最高益更新へ
◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の6.5億円→14.5億円に2.2倍上方修正。増益率が9.8%増→2.4倍に拡大し、2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。木材製品の高騰などを背景に、売上高が計画を上回ることが寄与。売上総利益が改善したことも上振れに貢献する。
特殊陶 <5334> ★上期税引き前を28%上方修正
◆22年3月期上期(4-9月)の連結税引き前利益を従来予想の234億円→300億円に27.9%上方修正。増益率が41.1%増→80.5%増に拡大する見通しとなった。自動車メーカーの半導体不足による減産影響を受けて新車組付用市場は厳しい状況にあるものの、補修用プラグや半導体製造装置用部品の好調でカバーする。また、円安効果に加え、費用抑制も利益を押し上げる。
ニッセイ <6271> [東証2] ★今期経常を35%上方修正、配当も4円増額
◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の10億円→13.5億円に35.0%上方修正。増益率が2.6倍→3.5倍に拡大する見通しとなった。コロナ回復後を見込んだ設備投資需要の高まりを背景に、収益が想定以上に伸びることが寄与。
併せて、今期の年間配当を従来計画の20円→24円(前期は20円)に増額修正した。
ハピネット <7552> ★上期経常を一転24%増益に上方修正
◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の20億円→25億円に25.0%上方修正。従来の1.1%減益予想から一転して23.6%増益見通しとなった。玩具事業で「ポケモンカードゲーム」がヒットしたことに加え、アミューズメント事業でカプセル玩具の販売が好調に推移したことが要因。
大垣共立 <8361> ★今期経常を一転31%増益に上方修正
◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の112億円→157億円に40.2%上方修正。従来の6.7%減益予想から一転して30.7%増益見通しとなった。与信関係費用が想定を下回ることに加え、国債などの債券損益が計画を上回ることが上振れの要因。
株探ニュース