29日の株式相場見通し=大幅安、米株波乱受けリスクオフ

市況
2021年9月29日 8時03分

29日の東京株式市場は、大幅続落し3万円大台を割り込む展開となりそうだ。前日の米国株市場では米長期金利の上昇を嫌気して全面的に売られる状況となり、NYダウは5日ぶりに急反落、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も今年3番目の下落率で400ポイントを上回る大幅な下げとなった。インフレ懸念を背景に米10年債利回りは一時1.56%台まで上昇し、これがPERの高いハイテク系グロース株への売り圧力につながっている。東京市場でも米株市場の波乱安を受けて主力株をはじめ広範囲にリスクオフの流れに晒される展開が予想される。きょうは配当権利落ち日にあたることで、日経平均はその分下げ幅も大きくなり、2万9000円台半ばまで下押す可能性もある。また、きょうは自民党総裁選の投開票が行われるが、決選投票にもつれ込む公算が大きく、取引時間中は結果が判明しないことで買い手控えムードを助長することも考えられる。

28日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比569ドル38セント安の3万4299ドル99セントと5日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同423.287ポイント安の1万4546.683だった。

日程面では、きょうは自民党総裁選の投開票。海外では、ECBフォーラムでパウエルFRB議長がパネル討論会に参加。また、タイ中銀の政策金利発表、8月の米中古住宅販売仮契約など。

出所:MINKABU PRESS

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