新興市場銘柄ダイジェスト:インバウンドとMRTがストップ高

材料
2021年9月30日 16時23分

<2667> イメージワン 888 -65

大幅に3日ぶり反落。創イノベーション(東京都千代田区)と取り組んでいる多核種除去設備(ALPS)処理水に含まれるトリチウムの分離技術の共同実証試験が全て完了したと発表している。東京電力ホールディングス<9501>が公募していた浄化処理した水からトリチウムを分離する技術に対する応募申込手続きも完了した。ただ、目新しい手掛かりが出なかったことから材料出尽くし感が広がり、売り優勢となっているようだ。

<3479> TKP 1892 +33

大幅に続伸。2月4日に発行した第三者割当による行使価額修正条項付第7回新株予約権について、権利行使が完了したと発表している。9月に7024個(発行総数の17.67%)が行使され、70万2400株が交付された。行使完了で株式価値の希薄化懸念が払拭されたことに加え、このところの上昇基調で株価が75日移動平均線を超えてきたことも先高期待につながっているようだ。

<7031> インバウンド 3450 +500

ストップ高。自民党総裁に岸田文雄氏が就任したことを受け、観光需要喚起策「Go To トラベル」の再開期待から買いが集まっている。同氏は再開に向けて新型コロナウイルスワクチンの接種証明を利用する考えを示している。接種証明があれば外国人観光客も受け入れるとの観測から、多言語・通訳ソリューションを扱うインバウンドテックが買われているようだ。観光客向けの着物レンタルを手掛ける和心<9271>もストップ高を付けている。

<6548> 旅工房 1481 +177

年初来高値。19都道府県の緊急事態宣言と8県のまん延防止等重点措置が30日を期限として全て解除されることから、旅客需要回復を期待した買いが続いている。新型コロナウイルスの感染拡大が一服したとの見方も買い安心感を生んでいるようだ。旅工房のほか、アドベンチャー<6030>も年初来高値を記録。HANATOUR JAPAN<6561>やベルトラ<7048>、ベストワンドットコム<6577>も値を上げ、旅行・観光関連全般に投資資金が流入している。

<6034> MRT 2392 +400

ストップ高。日本郵政<6178>傘下の日本郵便(東京都千代田区)とオンライン診療からオンライン服薬指導、処方薬配送まで一貫してサービスを提供するプラットフォームの構築に向けた実証実験のため、基本合意書を締結したと発表している。MRTが有する医療機関・医師とのネットワークや会員基盤を活用し、日本郵便の配送網を利用した処方薬の最短当日配送スキームを取り入れた新たなプラットフォームの構築を検討する。

<4477> BASE 1096 +44

大幅に4日ぶり反発。ネットショップ作成サービス「BASE」とショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」がプロダクト連携を目的に提携したと発表している。TikTokを活用したBASE加盟店による円滑なネットショップへの集客や販促を目指す。ブランド認知や顧客獲得でTikTokを活用するケースが増えており、TikTokのユーザー数やユーザー層も拡大しているという。

《ST》

提供:フィスコ

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