ベッド・バスが決算受け大幅安 感染拡大で店舗への来客数が減少=米国株個別
日用品販売のベッド・バス&ビヨンド<BBBY>が大幅安。取引開始前に6-8月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高が予想外の減少だったほか、1株利益が予想を大きく下回った。ガイダンスも公表しており、通期の1株利益を大幅に下方修正している。デルタ株の感染拡大で店舗への来客数が減少したことが響いた。
特にテキサス、フロリダ、カリフォルニアなどの大規模な州で感染が拡大していた中で、8月の顧客の来店数が大幅に減速したと説明している。これらの州は販売量の約3分の1を占める。
トリットンCEOは、「デルタ株の感染拡大が消費行動を変えた。データは米国の買い物客が店舗での買い物により慎重になっていることを示している」と述べた。更に「サプライチェーン問題が月間コストを急速に増加させ、発注から棚に置くまでに障害が発生しており、配送が30ー45日間の範囲で遅れている」とも明らかにした。これは第4四半期まで続くことが予想されるという。
(6-8月・第2四半期)
・既存店売上高:-1.0%(予想:1.8%)
・1株利益(調整後):0.04ドル(予想:0.52ドル)
・売上高:19.9億ドル(予想:20.6億ドル)
・粗利益率(調整後):34%(予想:35.6%)
・EBITDA(調整後):0.85億ドル(予想:1.56億ドル)
(9-11月・第3四半期見通し)
・既存店売上高:0%
・1株利益(調整後):0~0.05ドル(予想:0.28ドル)
・売上高:19.6~20億ドル(予想:20.2億ドル)
・粗利益率(調整後):34~35%(予想:35.4%)
・EBITDA(調整後):0.80~0.85億ドル(予想:1.18億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):0.70~1.10ドル(従来:1.40~1.55ドル)(予想:1.52ドル)
・売上高:81~83億ドル(従来:82~84億ドル)(予想:83億ドル)
・粗利益率(調整後):34~35%(予想:約35%)
・EBITDA(調整後):4.25~4.65億ドル(従来:5.2~5.4億ドル)(予想:5.3億ドル)
(NY時間10:03)
ベッド・バス<BBBY> 16.69(-5.51 -24.82%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美