1日の株式相場見通し=続落、米株安受けリスク回避売り続く

市況
2021年10月1日 8時00分

名実ともに下期相場入りとなる1日の東京株式市場は、リスク回避の売りに押され日経平均は5日続落を余儀なくされそうだ。前日の米国株市場ではNYダウが540ドルあまりの下落となった。米連邦債務の上限問題が懸念されるなか市場のセンチメントが悪化、引き続きインフレ懸念を背景とした米長期金利上昇も警戒され買い手控えムードが強い。債務上限問題についてはつなぎ予算が可決したことで、政府機関の一部閉鎖は回避される形となったが、押し目買い意欲は限定的で大引けにかけて売り直された。東京市場でも米株安を受け主力株中心に下値を試す展開は避けられず、日経平均は2万9000円台前半での売り買い攻防が想定される。また、きょうは中国、香港株市場が休場ということもあり、取引時間中は米株価指数先物の動きに左右されやすい。

30日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比546ドル80セント安の3万3843ドル92セントと急反落。ナスダック総合株価指数は同63.859ポイント安の1万4448.582だった。

日程面では、きょうは8月の有効求人倍率・失業率、9月の日銀短観、日銀金融政策決定会合の主な意見(9月21~22日開催分)、9月の消費動向調査など。海外では、中国で国慶節による大型連休がスタート(10月7日まで)。中国株市場と香港株市場は休場。このほか、9月のユーロ圏消費者物価指数、8月の米個人所得・個人支出、9月の米ISM製造業景況感指数、9月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・速報値)など。

出所:MINKABU PRESS

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