NY株式:米国株式市場は反発、景気循環株に買い意欲

市況
2021年10月2日 9時19分

ダウ平均は482.54ドル高の34,326.46ドル、ナスダックは118.12ポイント高の14,566.70で取引を終了した。

9月ISM製造業景況指数や消費者信頼感指数が予想外に改善を示したため、寄り付き後、上昇。その後、格付け会社フィッチが債務上限問題の解決が遅れた場合格付けを圧迫すると警告したため、一時下落に転じる局面もあった。しかし、新型コロナ感染の沈静化や新たな治療薬などへの期待に景気循環株に買いが向かい再び上昇。長期金利の低下を受けてハイテク株が下げ止まったことも手伝い、引けにかけダウは上げ幅を拡大した。セクター別ではエネルギー、消費者サービスが上昇した一方、食・生活必需品小売りが下落した。

映画館を運営するAMC(AMC)は自社株買い計画が好感され上昇。製薬会社のメルク(MRK)は経口抗ウイルス薬「モルヌピラビル」が新型コロナウイルスで重症化するリスクを半減するとの中間分析結果を示し、当局に速やかに緊急使用許可を申請する計画が好感され、大幅上昇。一方、競合のモデルナ(MRNA)やリジェネロン(REGN)は大幅安となった。航空会社のユナイテッド(UAL)、デルタ(DAL)、アメリカン(AAL)は新型コロナウィルスの鎮静化で需要増加期待が強まり軒並み上昇。ビデオ会議サービスを提供するズームビデオ(ZM)は、コールセンター向けソフトウェア会社のファイブ9(FIVN)買収撤回を受け、上昇した。

食品医薬品局(FDA)の外部専門家による諮問委員会は製薬会社モデルナ、J&Jのブースター接種の緊急使用(EUA)に関し、10月14日、15日に協議する計画を明らかにした。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

提供:フィスコ

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