本日注目すべき【好決算】銘柄 マルマエ、安川電、キャリアL (8日大引け後 発表分)
8日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
マルマエ <6264> ★今期経常は48%増で4期ぶり最高益、12円増配へ
◆21年8月期の経常利益(非連結)は前の期比43.9%増の12億円に伸びて着地。続く22年8月期も前期比48.3%増の17.8億円に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力の半導体分野がロジック向けを中心に高水準な受注が継続し、34.1%の大幅増収を見込む。
併せて、今期の年間配当は前期比12円増の36円に増配する方針とした。
メディア工房 <3815> [東証M] ★今期経常は2.1倍増益へ
◆21年8月期の連結経常損益は3800万円の黒字(前の期は1800万円の赤字)に浮上して着地。続く22年8月期の同利益は前期比2.1倍の8000万円に急拡大する見通しとなった。今期は主力の占いコンテンツ事業で新規コンテンツの制作強化や運用効率化による利益増加を見込むほか、One to One事業では電話による直接占いや自社アプリの新規ユーザー獲得などに注力する方針。
京進 <4735> [東証2] ★6-8月期(1Q)経常は82%増益で着地
◆22年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比82.4%増の3.8億円に拡大して着地。主力の学習事業で夏休み講習の集客が奏功し、生徒数が増加したことが寄与。
上期計画の3.9億円に対する進捗率は96.5%に達しており、業績上振れが期待される。
キャリアL <6070> ★上期経常を一転6%増益に上方修正・最高益更新へ
◆22年3月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の11.1億円→14.2億円に27.4%上方修正。従来の16.7%減益予想から一転して6.0%増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。官公庁や大手BPO事業者などから想定を上回る新規BPO案件と新規一般事務案件の受注を獲得し、売上高が計画を上回ったことが利益を押し上げた。
安川電 <6506> ★今期税引き前を7%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆22年2月期の連結税引き前利益を従来予想の555億円→595億円に7.2%上方修正。増益率が2.0倍→2.2倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は7月に続き、2回目。自動車、半導体、電子部品市場の拡大や中国におけるニューインフラ投資の継続を背景に、主力のモーションコントロールやロボットの受注が想定より伸びることが上振れの要因。
カーブスHD <7085> ★今期経常は43%増益、2円増配へ
◆21年8月期の連結経常利益は前の期比47.3%増の17.1億円に伸びて着地。続く22年8月期も前期比42.8%増の24.5億円に拡大する見通しとなった。今期はキャンペーンの実施などで新規入会が復調し、会員数は79.8万人(前期末は69.3万人)に増加を見込む。会員数増加に伴いプロテインなどの会員向け物販も伸びる。なお、国内店舗数は25店舗純減を計画する。
併せて、前期の年間配当を4円→5円(前の期は5円)に増額し、今期も前期比2円増の7円に増配する方針とした。
HKS <7219> [JQ] ★前期経常を42%上方修正
◆21年8月期の連結経常利益を従来予想の3億2000万円→4億5500万円に42.2%上方修正。増益率が2.3倍→3.3倍に拡大する見通しとなった。主力の自動車アフターパーツがコロナ禍での巣ごもり消費の恩恵や新商品の売れ行き好調などを背景に、米国を中心に想定より伸びたことが寄与。工場稼働率の上昇による採算改善も上振れに貢献した。
株探ニュース