大紀アが続急伸、アルミ市況高騰でアルミニウム二次合金に注目集まる
大紀アルミニウム工業所<5702>が続急伸、8%近い上昇で一気に1700円台後半まで上値を伸ばした。アルミニウム二次合金のトップメーカーであり、アルミ市況の高騰が株高思惑につながっている。中国やインドなどで電力不足問題が懸念されサプライチェーンリスクが浮き彫りとなっている。アルミニウム製造には大量の電力を必要とすることから、アルミの供給懸念にもリンクし価格の急上昇を招いている。そうしたなか、同社は22年3月期営業利益が前期比6割増の146億6000万円を予想。好調な業績を背景に株主還元も強化しており、年間配当は従来計画の36円から一気に50円に増額していることでマーケットでも注目度が高まっている。