長野計器が物色人気加速、水素ステーション向け独占供給で脱炭素戦略に乗る
長野計器<7715>が続急伸、一時7.7%高に買われ東証1部の値上がり率上位にランクインした。同社は圧力計と圧力センサーの専業メーカーで世界トップクラスの実績を持つ。水素ステーション向け圧力計測器はほぼ独占供給の状態にあり、今後政府のグリーン成長戦略に伴い水素ステーションの設置数が大幅増加することが見込まれるなか、会社側でも同分野の需要獲得に期待を寄せている。足もとの業績も絶好調だ。22年3月期営業利益は28億5000万円から33億9000万円(前期比2.4倍)予想に大幅増額したが、これでもやや保守的な数字で更に上振れる可能性がある。同社の営業利益の過去最高は18年3月期の34億100万円であり、今期もう一段の上乗せとなればピーク利益更新達成が視野に入る。
最終更新日:2021年10月11日 11時37分