注目銘柄ダイジェスト(前場):KG情報、Sansan、EduLabなど

市況
2021年10月11日 11時47分

HKS<7219>:2044円(+49円)

大幅に3日続伸。21年8月期の営業利益を従来予想の2.76億円から3.72億円(前期実績0.97億円)に上方修正している。巣ごもり消費や新商品の好調を受けて自動車のアフターパーツが米国向け輸出を中心に予想を上回って推移しているため。工場稼働率の上昇で売上総利益率が改善したことも利益を押し上げる見通し。9月22日に直近高値(2450円)を付けてから株価が下落していたことも投資家の買い意欲を刺激しているようだ。

MSコンサル<6555>:712円 カ -

ストップ高買い気配。前日に上半期決算を発表、営業損益は0.5億円の黒字となり、前年同期比3.5億円の損益改善に。従来予想の0.3億円の赤字を上回り、一転しての黒字計上に。SaaSの受注が加速し、その導入に伴うコンサルも増加したことで利益率が向上したもよう。通期計画の2.1億円は据え置いているが、上半期の収益上振れを受けて、今後の上方修正が想定される状況になっている。

Sansan<4443>:11710円(+1330円)

大幅続伸。先週末に第1四半期決算を発表、営業損益は1億円の赤字で前年同期比2.9億円の損益悪化となっている。人材採用や広告宣伝活動の強化が要因となっており、売上高は順調に拡大しているなど、会社計画に対しては順調な進捗のもよう。ネガティブに捉える動きは限定的に。また、11月末を基準に1:4の株式分割を実施すると発表、株価水準が高いこともあって、流動性の向上につながるとの評価が優勢にも。

EduLab<4427>:2629円(+271円)

大幅続伸。文部科学省が実施する「令和4年度全国学力・学習状況調査を実施するための委託事業(小学校事業)」に関して、前年度に引き続き落札したと発表している。受託金額は16億3350万円で、22年9月期の業績として計上される見込みのもよう。21年9月期の売上高見通しは120億円であり、引き続き、業績インパクトの強まる状況が想定される形に。

ソニーG<6758>:12325円(+465円)

大幅続伸。台湾TSMCと半導体の新工場を熊本県に共同建設する計画の大枠を固めたと報じられている。総投資額は8000億円規模となり、日本政府が最大で半分を補助する見通しのようだ。同社画像センサー工場の隣接地に建設し、同社は新工場の大口顧客となる。工場運営会社に少額出資することも検討のようだ。半導体の安定調達による画像センサーの供給力向上が想定される状況に。

安川電<6506>:5150円(-20円)

反落。先週末に第2四半期決算を発表、6-8月期営業利益は139億円で前年同期比97.0%増益となったが、市場コンセンサスは20億円近く下振れた。モーションコントロールが想定よりも伸び悩んだもよう。通期計画は従来の540億円から580億円、前期比2.1倍に上方修正しているが、市場想定線上でポジティブ視する動きは限定的。第2四半期受注は想定以上との見方だが、電力不足への懸念による先行発注増加の影響とも意識されている。

メディア<3815>:333円(+15円)

大幅に3日続伸。22年8月期の営業損益予想を前期比89.1%増の0.90億円と発表している。デジタルコンテンツ事業で著名占い師を監修者に迎えた新規コンテンツの制作強化や運用効率化を図るほか、One to One事業の占いサービスで電話による直接鑑定やサービス提供強化による安定的な利益確保に努める。同時に発表した21年8月期の営業損益はOne to One事業が伸び、0.47億円の黒字(前期実績は0.09億円の赤字)で着地した。

KG情報<2408>:403円(+46円)

一時ストップ高を付け、年初来高値を更新。21年12月期の営業損益を従来予想の0.44億円の赤字から0.15億円の黒字(前期実績3.67億円の赤字)に上方修正している。緊急事態宣言などの影響で広告料収入が減少し、営業収益予想を21.97億円から21.14億円(同19.11億円)に引き下げる一方、フリーペーパーの発行回数減少や配布エリアの見直し、固定資産の売却による資産効率の向上など費用抑制を進めた結果、黒字に転換する見通しとなった。

《ST》

提供:フィスコ

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