フィルCが急反発、第3四半期営業利益は大幅黒字転換で通期計画上回る
フィル・カンパニー<3267>が急反発している。12日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年12月~21年8月)連結決算が、売上高38億8200万円(前年同期比57.2%増)、営業利益8億1400万円(前年同期9900万円の赤字)、最終利益5億3500万円(同1億円の赤字)と大幅黒字転換し、営業利益が通期計画を上回ったことが好感されている。
土地オーナーに土地活用商品の企画提案をする「請負受注スキーム」で7件の竣工引き渡しを行ったほか、不動産投資家に同社が土地を購入し空中店舗フィル・パークの開発から販売までを行う「開発販売スキーム」で2件の販売引き渡しを行ったことが牽引した。特に、同社の販売額としては過去上位1、2位である福岡市及び東京都品川区の販売用不動産の売却が完了したことが寄与した。
なお、21年11月通期業績予想は、売上高51億5000万円(前期比29.7%増)、営業利益6億7600万円(同5.2倍)、最終利益3億2000万円(同16.8倍)の従来見通しを据え置いている。