東宝は大幅反発、上期の映画営業事業で大ヒット相次ぎ22年2月期業績予想を上方修正
東宝<9602>は大幅反発し年初来高値を更新した。12日の取引終了後、22年2月期の連結業績予想について、売上高を2140億円から2260億円(前期比17.7%増)へ、営業利益を320億円から380億円(同69.3%増)へ、純利益を205億円から260億円(同77.0%増)へ上方修正したことが好感されている。
上期の映画営業事業で、自社配給の「竜とそばかすの姫」「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールドヒーローズ ミッション」、東宝東和配給の「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」などの大ヒットがあったことや、映像事業で「呪術廻戦」「ウマ娘プリティーダービー Season2」「僕のヒーローアカデミア」などの「TOHO animation」作品がパッケージ販売、商品化ライセンス、配信などの多面的展開を図り好調に推移したことなどが寄与する。
なお、第2四半期累計(3~8月)決算は、売上高1180億5000万円(前年同期比59.5%増)、営業利益214億6300万円(同3.0倍)、純利益150億8100万円(同4.0倍)だった。