アジア株 上海株は軟調、PPIが95年以来の高水準に インフレ加速懸念一段と 香港市場は休場

市況
2021年10月14日 11時10分

アジア株 上海株は軟調、PPIが95年以来の高水準に インフレ加速懸念一段と 香港市場は休場

東京時間10:56現在

香港ハンセン指数   24962.59(休場)

中国上海総合指数  3556.19(-5.57 -0.16%)

台湾加権指数     16455.16(+107.17 +0.66%)

韓国総合株価指数  2979.23(+34.82 +1.18%)

豪ASX200指数    7326.30(+53.76 +0.74%)

アジア株は上海を除いて上昇、米株先物の上昇を好感しているもよう。米長期金利の上昇が一服していることで、インフレ懸念がやや後退している。ダウ平均は時間外で100ドル超上昇している。

韓国株は大幅続伸、約1週間ぶり高値をつけている。素材やエネルギー、医療品関連の上げが目立つ。

豪州株は0.74%高。きのうのナスダック高を受け、アフターペイやゼロなどハイテク関連が大幅高となっている。金や亜鉛、銅など商品相場の上昇を受け、リオティントやBHPビリトンなど素材関連も総じて上昇している。13日、ビクトリア州で過去最多となる2297人の新型コロナ新規感染者が確認された。州都メルボルンでは今月下旬にもコロナ規制が緩和される予定となっているが、ここに来ての感染増加を受け警戒感が高まっている。一方、ニューサウスウェールズ州の新規感染者数は406人と減少している。

上海株は軟調。きょう発表された中国9月の生産者物価指数は前年比+10.7%と2008年8月以来となる10%台に乗せ、1995年11月以来の高水準となった。国家統計局は石炭などの商品価格の値上がりが影響したものだと説明した。中国では政府の環境政策目標により電力不足が発生し、9月に20を超える地域で電力の配給と工場の生産が停止した。また、石炭生産地域である山西省で大雨洪水が発生したことで、石炭価格は記録的な上昇を見せている。PPI急上昇を受け、インフレ加速に対する懸念が一段と高まっている。ただ、今のところ中国株式市場への影響は特に見られない。

香港市場は重陽節のため休場、あす取引を再開する。きのうは台風の影響で取引は終日中止だった。

出所:MINKABU PRESS

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