株価指数先物【昼のコメント】 断続的なインデックス買いの動きにより2万9000円に接近
日経225先物は11時30分時点、前日比350円高の2万8920円(+1.22%)前後で推移。寄り付きは2万8800円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万8730円)を上回って始まった。その後、2万8730円と上げ幅を縮めたものの、底堅さが意識されるなかで断続的なインデックス買いが継続。前場半ば辺りから上昇基調を強めると、前引けにかけて一時2万8960円まで上げ幅を広げている。
米国市場では予想を下回った9月の米生産者物価指数(PPI)がインフレ懸念を和らげ、米長期金利の低下を背景に半導体株主導の上昇をみせたが、東京市場でもこの流れを引き継ぐ格好で買い先行となった。
日経225先物は上値抵抗として意識されていた75日移動平均線を明確に上放れたことにより、25日線が位置する2万9220円近辺を目先のターゲットとしたトレンドを形成。また、今期見通しが嫌気されたファーストリテ<9983>は、売り一巡後には下落幅を縮めてきており、売り方にとっては仕掛けづらい需給状況となっている。
株探ニュース