株価指数先物【引け後コメント】 安値引けもセンチメントは悪化せず、BofAによるTOPIX買いは継

市況
2021年10月18日 17時56分

大阪12月限

日経225先物 28910 -210 (-0.72%)

TOPIX先物 2012.5 -15.5 (-0.76%)

日経225先物(12月限)は前日比210円安の2万8910円で取引を終了。寄り付きは2万9150円と小幅に続伸して始まったものの、シカゴ日経平均先物清算値(2万9185円)には届かず、寄り付きを高値に下げに転じた。前場半ばには切り返す場面もみられたが、寄り付き水準を超えられず、反対に戻り待ちの売りに押される格好となり一時2万8920円まで下げ幅を広げた。積極的に売り込む流れにもならず、後場は概ね2万8970円~2万9030円水準での保ち合いを継続。ただし、2万9000円を挟んだ底堅さはみられたものの、引けのバスケット売りの影響で結局は安値引けとなった。

日経225先物は2万9000円を挟んだこう着だったが、先週の強いリバウンドで目先的な達成感も意識されやすく、ロングオンリーのボジションなどは、いったん利益確定に向かった格好だろう。前場半ば辺りに買い方の仕掛け的な動きがみられたが、結局は戻りの鈍さからその後のポジション解消につながっている。東証1部の売買高は9月上旬以来の10億株台と薄商いであり、参加者は限られていた。想定されていた調整との見方から、センチメントは特段悪化していないだろう。

NT倍率は先物中心限月で14.36倍で終えた。一時14.40倍に上昇する場面があったものの、25日移動平均線と75日線に上値を抑えられたチャート形状は継続。一方、下値は5日線が支持線として意識されているため、方向性が出てくるまではNTスプレッドのトレードは難しくなる。なお、本日は原油先物相場など商品市況の上昇を受けた資源関連株への物色が目立ったものの、指数へのインパクトは限られている。

手口面では、日経225先物は野村が1150枚、クレディスイスが540枚、ドイツが390枚程度の売り越しに対して、ゴールドマンが1030枚、シティが540枚、モルガンSが400枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが1010枚、ドイツが830枚、三菱UFJが680枚、モルガンSが460枚程度の売り越しに対して、BofAが1140枚、みずほが530枚、JPモルガンが500枚、ABNアムロが420枚程度の買い越しだった。BofAによるTOPIX先物買いが継続しているほか、JPモルガンも買い越し基調を続けている。

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